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JR東海、山梨リニア実験線での走行試験を8月17日に再開

L0系の改良型試験車を導入

2020年8月7日 発表

L0系改良型試験車

 JR東海(東海旅客鉄道)と鉄道総合技術研究所は、山梨リニア実験線における走行試験を8月17日に再開すると発表した。

 山梨リニア実験線では、L0系の改良型試験車の投入に向けた準備を行なうため、2019年10月29日から走行試験を休止していたが、改良型車両の準備が整い、走行試験を再開することになった。今後は、既存のL0系と組み合わせて試験が実施される。

 改良型試験車は、営業車両の仕様策定に向けてL0系をブラッシュアップしたもので、先頭部の空気抵抗を約13%改善し、消費電力や車外騒音の低減が図られているほか、前照灯や前方視認用カメラの位置を上部に移すことで、前方の視認性を向上させている。また、誘導集電方式を全面採用することで、ガスタービン発電装置の搭載が不要となっている。

L0系改良型試験車のブラッシュアップのポイント