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7月3日からの大雨で熊本県内で大きな被害、交通機関にも影響

2020年7月5日6時30分時点

九州自動車道 上り線の横川IC~溝辺鹿児島空港IC間で発生した土砂崩れの状況

 国土交通省は、7月3日からの梅雨前線に伴う大雨の影響を取りまとめ公表している。熊本県の球磨川を中心に大きな被害が発生しており、交通機関にも影響が出ている。

 NEXCO西日本(西日本高速道路)管内の高速道路では、一部区間で通行止めが発生していたが、4日22時30分までに解除されている。ただし、九州自動車道(E3)上り線の人吉IC(インターチェンジ)~えびのIC間については車線規制・速度規制が行なわれている(4日22時30分時点)。

 国道では、国道3号の熊本県八代市~芦北町間で土砂崩落が発生しているほか、国道219号、447号、135号、144号で崩土や橋梁流出、路肩決壊などの被害が発生し、通行止めが続いている。

 鉄道では、JR九州(九州旅客鉄道)肥薩線の鎌瀬駅~瀬戸石駅間で橋梁流出、複数駅で線路冠水、くま川鉄道 湯前線の人吉温泉駅構内で線路冠水、土砂流入、川村~肥後西村間で橋梁流出、肥薩おれんじ鉄道 肥薩おれんじ線の佐敷駅構内で線路冠水などが発生。これに伴い一部区間が運休となっている。

鉄道の被害