ニュース

JAXA、新型コロナでCO2増加量減少や空港の駐機飛行機の増加を確認。地球観測衛星データの解析結果Webサイト公開

2020年6月25日 公開

JAXAは地球観測衛星データから新型コロナの影響を解析した結果を「JAXA for Earth on COVID-19」で公開

 JAXA(宇宙航空研究開発機構)は6月25日、地球観測衛星データから新型コロナウイルスがもたらす影響を解析した結果を公開するWebサイトを公開した。

 NASA(米国航空宇宙局)と、ESA(欧州宇宙機関)と協力して地球環境や社会経済活動の変化を解析しているもので、衛星データの共同解析結果を3機関共同Webサイト「Earth Observing Dashboard」で公開。

 併せて、JAXA独自の解析結果を公開するポータルサイト「JAXA for Earth on COVID-19」も公開した。

JAXA、NASA、ESAの3機間共同Webサイト「Earth Observing Dashboard

 これらのWebサイトからは、空港において搭乗口付近の飛行機が減少する一方で、そのほかの駐機場に駐められた飛行機が増加していることや、貨物埠頭におけるコンテナや車両数の変化、CO 2 の増加量が前年比べて減少していることなどを読み取れるとしている。CO 2 増加量減については、1~2月が平年並みであるのに対し、3~4月に減少に転じており、社会活動の自粛期間に合致していることを指摘している。