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群馬県~新潟県を結ぶ国道17号「新三国トンネル」が2022年春開通へ。上越国境を通る一般道の安全性向上
2020年4月15日 15:45
- 2020年4月15日 発表
国土交通省 関東地方整備局 高崎河川国道事務所は4月15日、群馬県と新潟県の県境にある「新三国トンネル(仮称)」について、2022年春の開通を目標に事業を進めるとの方針を発表した。
群馬県利根郡みなかみ町羽場~新潟県南魚沼郡湯沢町三国間において、現国道17号が急峻な山岳地帯の線形/視距などの局部改良や老朽橋の架け替え、新三国トンネルなどを整備して安全確保を目的とした「国道17号 三国防災」の整備事業が進められている。
いわゆる“上越国境”を通る、唯一の一般道である現在の国道17号「三国トンネル」は開通から約60年が経過しており老朽化。上越国境で車両通行が可能な道路は、この国道17号と関越自動車の2路線のみで、関越道の通行止め時には国道17号がその代替路となるなど、幹線道路として重要な役割を担っている。
そうした背景から整備を進めている新三国トンネルは、2017年8月7日にトンネル掘削を開始し、2019年8月8日に貫通。この事業の進捗を踏まえて、2022年春ごろ開通を目標とすることになった。2022年春に開通する区間は、群馬県利根郡みなかみ町永井~新潟県南魚沼郡湯沢町三国の延長約1.7km。うち新三国トンネルの延長が約1.2kmとなる。