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三菱航空機、SpaceJet(スペースジェット)の契約・最大100機キャンセル。米国リージョナル航空会社トランス・ステーツと協議の結果
2019年10月31日 17:50
- 2019年10月31日 発表
国産ジェット旅客機「三菱スペースジェット(旧称MRJ)」の開発を進める三菱航空機は10月31日、傘下に3社のリージョナル航空会社を有するトランス・ステーツ・ホールディングス(TSH)との「Mitsubishi SpaceJet M90 確定50機、オプション50機」の契約を解消することを発表した。
「両社の緊密な協議の結果、現行の契約内容は、米国市場の要求(スコープクローズ)を満たさない」ことを理由に解消することが決定となり、今後の議論は、スコープクローズに適合する「SpaceJet M100」に焦点を当て実施されるとしている。
三菱航空機 社長の水谷久和氏は「TSH社は長年に渡り当社の航空機プログラムを支持いただいており、今後SpaceJet M100の発注に関する協議も続けていけることを期待しています。私たちがTSH社と契約を締結した当時のリージョナル市場の見通しは、現在とは異なっており、米国のスコープクローズは予想どおりには緩和されませんでした。そのため、私たちは航空会社の顧客と協力して、米国市場に対応するための戦略に転換してきました。私たちはSpaceJet M100が北米市場を主導する機体になると確信しています」とコメントしている。