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三菱重工、スペースジェット用エンジン「PW1200G」国産完成品を初出荷
2019年11月13日 17:18
- 2019年11月13日 発表
三菱重工グループの三菱重工航空エンジンは11月13日、三菱航空機が開発中の国産ジェット機「三菱スペースジェット」(旧称MRJ)に搭載するエンジンが本社工場で完成し、米プラット&ホイットニー(Pratt&Whitney)に初めて出荷したと発表した。
出荷したエンジン「PW1200G」は、2008年に同社とP&Wがパートナー契約を結んで最終組立と領収試験を日本国内で進めてきたもので、ファンと低圧タービンの間に減速機構を設けることでファン回転数を下げて性能と静音性を両立する「ギヤードターボファン(GTF)」と呼ばれる構造に特徴がある。
リリースでは「民間航空機用ジェットエンジンの新製のための最終組立ラインはこれが日本初」としており、今回の初号エンジンはスペースジェットの試験拠点のある米ワシントン州モーゼスレイクで機体に搭載する予定になっている。