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JR西日本、簡易IC車載機による地域交通事業者への新たなICOCAサービス展開を表明。2021年春ごろのサービス開始目指す
2019年8月29日 07:30
- 2019年8月28日 発表
JR西日本(西日本旅客鉄道)とJR西日本テクシアは8月28日、簡易なIC車載機の開発による地域鉄道やバスへのICサービス実現の方針について発表した。
2019年3月に境線へ導入したJR西日本初の車載型IC改札機の技術を応用した簡易IC車載機の開発を推進(関連記事「JR西日本、車載型IC改札機導入により境線でICOCAなどの交通系ICカードを利用可能に。2019年3月16日から」)。この簡易IC車載機と、JR西日本のICOCAインフラを結合することで、地域交通事業者の負担を軽減してICを導入できるスキームを構築し、2021年春ごろのサービス提供開始を目指す。
JR西日本が地域交通におけるICOCA導入サポート、JR西日本テクシアが簡易なIC車載機の開発と、ICOCA導入に必要な機器やシステムの導入サポートを実施。このスキームにおいては、各地域交通事業者が提供する定期券サービスや1日乗車券サービスといった独自サービスの提供も可能とする。また、JR西日本と地域交通事業者の定期券の集約や、地域交通事業者での利用でもICOCAポイントが貯まるサービスなどの提供も可能にする。