ニュース
JALの新制服を写真で紹介。現行デザインを引き継ぎつつ新鮮さ盛り込む
2020年4月に全部門で導入へ
2019年7月25日 10:46
- 2019年7月23日 発表
- 2020年4月 導入
JAL（日本航空）は7月23日、2020年4月から着用する新制服のデザインを発表。羽田にある同社格納庫でお披露目会を行なった。
同社は2018年8月に制服のデザインを一新することを発表しており、1月にはCA（客室乗務員）の制服候補案に対して意見を募るアンケートを実施するなど、約1年にわたって「みんなのJAL2020新制服プロジェクト」を進めてきたが、いよいよそのお披露目となった。
CA（客室乗務員）の新制服
CAの新制服のデザインは、クリエイティブディレクターの江角泰俊氏によるもの。「Hybrid Modern Beauty」をテーマに、「洗練されたハイブリッドビューティ」「ハイブリッドが生み出す現代的な美しさ」を表現しているという。
異なる素材を組み合わせた「ハイブリッド」という最新のデザイン手法を用いて、ロゴマークの「鶴丸」とブランドカラーを活かしつつ、洗練されて着心地が良く高い動作性を実現した。
多様な働き方を実現するため、女性向けにはワンピースとパンツスタイル両方を導入。両者が並んだ際に同じ印象となるようバランスに配慮したという。
グランドスタッフ（地上接客部門）の新制服
こちらも江角泰俊氏によるデザイン。鶴をイメージした曲線的フォルムによりエレガントさを表現しつつ、さまざまな動きで美しい所作を維持できるようパターンメイキングを工夫しているという。
ラウンジスタッフのノーカラーのダブルジャケットはやわらかなピンクベージュを採用。接遇スタッフはクリームベージュテーラードカラーのダブルジャケットを採用している。
運航乗務員の新制服
運航乗務員の新制服は、男女兼用のほか、新たに女性専用デザインを導入。前者は従来のJALグループの伝統を継承しつつ、動きやすさを重視して機能性を向上。女性専用制服では、ネクタイに代わり、江角泰俊氏のデザインによるスカーフを導入する。
整備士、グランドハンドリングスタッフ
整備士はグレーを基調としたカバーオール、墨色のアウターを着用する。前者はデサントジャパン、後者はモンベルによるデザイン。
グランドハンドリングスタッフの作業衣としては、カバーオールのほかにセパレートタイプ、ポロシャツも用意した。こちらもデサントジャパンのデザイン。赤色のアウターはモンベルによるデザイン。
かりゆしウェア
かりゆしウェアは、沖縄地区において夏季に着用する。今回から新たに運航乗務員にも導入した。江角泰俊氏がデザインを監修し、デイゴをはじめとする5つの沖縄の花を鮮やかな色彩で配置している。すべてのかりゆしウェアは、沖縄県内での生産を行なっているという。
国内線のスマート空港化も
新制服のお披露目は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会（東京2020大会）が開催される2020年に向けて、機運醸成の取り組みの一環として行なわれた。当日は、これ以外にもさまざまな取り組みが紹介された。
冒頭で紹介されたのが、国内線のスマート空港化構想。IT技術を活用。空港スタッフがモバイル端末を携行し、場所を選ばずに案内サービスができるようにする。また、自動チェックイン、セルフバゲージドロップを導入し、スムーズな搭乗をサポートする。
また、同社が東京2020オリンピック聖火リレーサポーティングパートナーに決定したことも紹介。オリンピックの象徴である聖火を安全・確実に輸送するとともに、121日間47都道府県に聖火をともし、東京2020大会へ向けた大会機運の醸成と地域の活性化につなげる。
7月23日よりスカーフデザインを公募
7月23日からは、2020年夏限定でCAが着用するスカーフのデザインを一般公募する「みんなのJAL2020新制服プロジェクト ～スカーフ編～」を実施。決定デザインの発表は2020年春を予定している。
