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JALの新制服、整備士・グラハンを写真で紹介。CAのスカーフはグループのJ-AIRやJTAで独自色

2020年4月1日 リニューアル

4月1日にJALグループの制服が一新された

 JAL(日本航空)グループは4月1日、全部門の制服をリニューアルし、同日から運航に関わるスタッフの着用がスタートした。

 このことはすでに別記事でもお伝えしているが(関連記事「JAL、全部門の制服を一斉リニューアル。4月1日から着用開始」)、本稿では福岡空港にて、CA(客室乗務員)や地上旅客(グランド)スタッフに加え、ラウンジスタッフ、整備士、グランドハンドリングスタッフ、そして基本スタイルを共通としながら、スカーフのカラー・デザインが異なるJ-AIR(ジェイエア)やJTA(日本トランスオーシャン航空)のCA制服も紹介していく。

 クリエイティブデザイナーの江角泰俊(えずみやすとし)氏デザインによって「Hybrid Modern Beauty」というテーマのもと、CAと地上旅客スタッフの制服には、ジャケット・スカートスタイルに加え、ワンピースとパンツスタイルが導入された。デザインもさることながら、軽い着心地・再生ポリエステルなどを使用した環境への配慮といった多角的な視点から完成した制服といえる。

福岡空港でも新制服の着用がスタート

地上旅客(グランド)スタッフ

 女性スタッフは、ジャケット・スカートスタイルにプラスしてジャケット・パンツとワンピースが選べるようになった。これまで空港カウンターの責任者は私服スーツだったが、ほかのグランドスタッフと同様の制服をベースに、ライトグレーのジャケットを着用するようになった。

 各制服は、カウンター業務で預け入れ荷物などを取り扱う際に動きやすいように脇の部分に伸縮素材を使用している。

ジャケット・スカート
ジャケット・パンツ
ワンピース
新設定されたグランドスタッフの責任者が着用するジャケット・スカート
男性用ジャケット・パンツ
ジャケット
スリットが入り動きやすい
ボタンは鶴が向かい合うようなデザイン
上腕部分にロゴマークの刺繍入り
女性用のジャケット脇は伸縮するニットのような素材が採用されている
女性用ワンピースの脇にも伸縮素材が用いられている
ワンピースを後ろから見ると、脇の伸縮素材の部分が分かりやすい。ベルトは全タイプ共通
夏季はジャケットを脱いで業務にあたる。シャツは半袖
スカーフは2色展開

JALの客室乗務員

 地上旅客スタッフと同様に江角泰俊氏のデザインとなるが、最大の違いはバルーンスリーブを採用したブラウス。セパレートタイプとワンピース、共通のデザインとなっている。

 またJALグループそれぞれ、スカーフのカラーに個性を持たせた形となっており、特色を感じさせやすい違いを生んでいる。

動きやすさが特長の新しいワンピースやパンツスタイル
チーフパーサーはホワイトのジャケットを着用
食事を提供する際は、専用のジャケットに着替える
ジャケット・パンツ
ジャケット非着用・パンツ
ジャケット・スカート
ワンピース

J-AIRの客室乗務員

JALと同じものを着用する
スカーフはブラック・シルバー・レッド・ホワイトを基調としたもの

JTAの客室乗務員

JTAもJALと同じものを着用する
JTAのスカーフはチーフパーサーがパープル基調、乗務員がライトブルー基調となる

ラウンジスタッフ

サクララウンジやダイヤモンド・プレミアラウンジのスタッフ
ピンクベージュのジャケットが特徴

整備士

カバーオールスタイルを基本とする。ベースカラーは濃いグレー
カバーオールはデザントジャパンのデザイン
後ろ姿
胸元はポケット類など収納が豊富
大腿部にJALのロゴ入りポケット
腰の部分にはパッドが備わり、ベルトで締め具合を調節可能
レインコートはモンベル製。ボディは墨色、止水ジッパーがレッド
胸元にJALのロゴ
フードをかぶった状態
反射テープ
モンベル製
左が防寒着、右がレインコート
防寒着もモンベル製でデザインはレインコートとほぼ同じ
胸元のJALのロゴは刺繍
後ろ姿
反射テープ
キャップは整備長がレッド

グランドハンドリングスタッフ

グランドハンドリングスタッフも整備士同様、デザントジャパンとモンベル製のものを着用する
カバーオール
整備士は肩からのパターンが紺色だが、グランドハンドリングスタッフはレッド。ベースカラーがブラック
大腿部にはJALのロゴ入りポケット
撥水の効いたレインコートは鮮やかなレッドとネイビーの組み合わせ。こちらもモンベル製
胸元にJALのロゴ
袖口と裾に反射テープ