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ANA、「MaaS推進部」新設。幅広い交通機関と連携したシームレスな移動体験の創出目指す

2019年6月25日 発表

ANAは7月1日付けで「MaaS推進部」を新設する

 ANA(全日本空輸)は6月25日、7月1日付けで企画室内に「MaaS推進部」を新設することを発表した。同日付けで現・企画室 イノベーション・KAIZEN部担当部長の鈴木謙次氏がMaaS推進部長に就任する人事異動も発表している。

「Mobility as a Service」の略称である「MaaS」は移動を一元的なサービスとして捉えた概念で、出発地から目的地までの移動手段を1つのパッケージとして提供するなど、今後、さまざまなサービスの登場が予想されている。

 ANAではこのMaaSを通じ、日本から海外に渡航する人や訪日外国人、日本各地を移動する人に向け、デジタルテクノロジーなどを活用した航空と地上交通、地域交通間の情報、サービスなどの連携を図ることで、出発地から目的地へのシームレスな移動体験を創出することを目指す。

 これまで社内の関係部署による横断的なプロジェクト体制で行なっていた取り組みをMaaS推進部として組織化。MaaS戦略の策定、社内外と連携しMaaSに関わる実証実験やサービス開発に取り組み、ANAが目指しているMaaS実現に向けた動きを加速するとしている。