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JAL、成田空港の国際線ファーストクラスラウンジをリニューアル。「ラウンジでお腹いっぱい食べてしまうんです」とゲストの阿部寛さん
寿司カウンターや「AFURI」のラーメンを用意
2019年4月3日 17:22
- 2019年4月1日 オープン
JALは、成田空港 第2旅客ターミナル本館3~4階にある国際線ファーストクラスラウンジのうち、ダイニングエリアなどがある4階を4月1日にリニューアルオープンした。
国際線ファーストクラスラウンジの改修は2011年以来8年ぶり。4階のダイニングエリアのリニューアルオープンに合わせて、3階のラウンジエリアが改修工事に入り、10月ごろに再オープン。また、3階のラクララウンジも夏ごろにリニューアルオープンを予定している。
国際線ファーストクラスラウンジの利用資格は、ファーストクラス利用者/JMB(JALマイレージバンク)ダイヤモンド会員/JGC(JALグローバルクラブ)プレミア会員本人と同行者1名まで。
4階ダイニングエリアのリニューアルポイントとしては、カウンターで注文して料理を受け取る「JAL's Table」、目の前で職人が握った寿司を楽しめる「鮨 鶴亭」の新設や、人気ラーメン店「AFURI」が監修した「柚子塩らーめん」を楽しめることなどが挙げられる。
本稿では、JAL国際線イメージキャラクターを務める俳優の阿部寛さんらが登場した事前内覧会をレポートする。
こんな気持ちのよいところでこんなに美味しそうな料理を食べて、旅をできる方はすごく幸せなのでは
内覧会に登場した阿部寛さんは、ラウンジに大きな寿司カウンターやラーメンメニューがあることに驚き、「食事が好きでね、機内でも美味しい料理が出るんですけど、ラウンジでお腹いっぱい食べてしまうんです」と笑顔でコメント。
仕事でもプライベートでもよくラウンジを利用するため、「こんな気持ちのよいところでこんなに美味しそうな料理を食べて、旅をできる方はすごく幸せなのでは」と感想を語った。
スタッフがサーブする「JAL's Table」や寿司カウンター「鮨 鶴亭」を新設
JAL 商品・サービス企画本部 開発部 部長 新谷浩一(しんやひろかず)氏が、リニューアルのポイントを説明した。「お客さまに分かりやすく素敵な美味しい料理を提供」するために、新しい提供スタイルを採用。山形県産特A米「雪若丸」にかける「JAL特製ビーフカレー」、Soup Stock Tokyoの「オマールエビのビスク」、メゾンカイザーの「クロワッサン・バケット」などが楽しめるビュッフェスタイルに加え、ラウンジスタッフが目の前で取り分けるカウンタースタイル「JAL's Table」と、カウンターで職人が寿司を提供する「鮨 鶴亭」を新設した。
上品で洗練された落ち着きと、バラエティに富んだ空間展開に
ラウンジのデザインを監修している乃村工藝社 A.N.D.から、デザイナーの竹内宏法氏がデザインのポイントを説明した。
「モダンジャパニーズ」をコンセプトに「上品で洗練された落ち着きと、バラエティに富んだ空間展開」を実現しており、「JAL's Table」のあるダイニングエリアは「JALの機体のようなつやのある清潔感のある白色を基調に、華やかさとして真鍮色」を取り入れ、「鮨 鶴亭」のあるダイニングエリアはシンプルな木目の空間に「空を感じさせる風鈴のような照明をテーブルの上に設けたことにより、上質で温かみのある和の空間にまとめた」とのこと。
エリアが大きく3つにまたがるため、利用客が回遊しやすいように内廊下を設けて、エリアを容易にぐるっとまわれるようにし、廊下には新しいシンボルとして、空気の動きでゆらゆらと動く竹とんぼの羽根のようなアイテムをあしらった、シャンデリアのようなアートを設置している。
「柚子塩らーめん」でお腹を満たして、心もほっこり温まっていただけるとうれしい
AFURI 代表取締役の中村比呂人氏は、「名前だけの監修はいやだったので徹底的にやり取りをして、試作・試食を繰り返し、約1年間かけて開発した」と「柚子塩らーめん」を紹介。「フライト前に我々の『柚子塩らーめん』でお腹を満たして、心もほっこり温まっていただけるとうれしい」と話した。