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JAL、那覇空港に新設した最上級ラウンジ「ダイヤモンド・プレミアラウンジ」公開

2月28日オープン。地元沖縄のベーカリー「ジミー」のパンなど提供

2018年2月28日 オープン

JALは那覇空港で2月28日にダイヤモンド・プレミアラウンジをオープンする

 JAL(日本航空)は2月26日、2月28日にオープンする那覇空港の「ダイヤモンド・プレミアラウンジ」を報道公開した。同ラウンジは、国内線ファーストクラス利用者に加え、JMB(JALマイレージバンク)のダイヤモンド会員、JGC(JALグローバルクラブ)のプレミア会員、ワンワールドエリートステータス エメラルド会員に向けた国内線最上級ラウンジ。有資格会員の場合、会員本人と同行者1名が利用できる。

 ダイヤモンド・プレミアラウンジは、すでに羽田、伊丹(大阪)、新千歳(札幌)、福岡で展開しており、今回新たに那覇が加わる。内装や装飾品に国産の素材、地元沖縄のテキスタイル・工芸品などをふんだんに取り入れており、デザインコンセプトは「日本のたたずまい」。なお、同コンセプトを掲げるダイヤモンド・プレミアラウンジは、新千歳と福岡に続いて那覇で3カ所目になる。

 那覇空港では、2017年2月にサクララウンジのリニューアルを実施しているが(関連記事「JAL、那覇空港 国内線サクララウンジをリニューアル。沖縄の素材や工芸品を取り入れたゆとり空間に」)、その2017年度からサクララウンジが急速に混雑し始めたとのことで、那覇空港ターミナルビルの増築工事に合わせてダイヤモンド・プレミアラウンジを新設するに至ったという。

 入り口はサクララウンジと共通だが、保安検査を終えると受付があり、その右手がサクララウンジ、左手が新設されたダイヤモンド・プレミアラウンジとなっている。

 席数は約60席で、朝6時10分にオープンし、最終便の出発まで利用できる。ラウンジ内全域で無料の無線LANに接続可能で、ほぼ全席にコンセントを装備、USB充電ポートもほとんどの席に用意している。

ラウンジの中央には木製の格子と行灯が印象的なスペース
社内では「神輿(みこし)席」と呼ばれているそう
神輿席を挟むように、色使いの異なるローソファが壁際に並ぶ
独立したテーブルを持つ席も
ラウンジの入り口に近い壁沿いには、提灯を提げた長テーブル
提灯は、着席時に対面の顔が見えない位置にある
長テーブルの椅子
各席2口のコンセントとUSB充電ポート(2A)
ガラスと陶器を融合した「石垣焼き」が飾られている
こちらは「琉球ガラス」
窓際の長テーブル。こちらはよりPC作業などに集中しやすいよう外を向いている
窓際長テーブルの椅子
ラウンジ最奥にはテーブルのない落ち着いたソファコーナー
壁には八重山みんさー織、久米島紬、首里織などのテキスタイル
こちらもよく見ると壁やソファの下にコンセントがある

 飲食サービスは、コーヒー、紅茶、ジュースなどのソフトドリンク、ビール(オリオン、アサヒ プレミアム生 熟撰、サントリー ザ・プレミアム・モルツ、サッポロ ヱビス)、ウイスキー、泡盛(南風)などのアルコール、スープ2種類(もずく、青パパイヤ)のほか、地元沖縄のベーカリー「ジミー」のパン(紅芋あんぱん、スウィートブレッド)、同じく沖縄のフルーツタルト専門店「オハコルテ」のパン(アーサと岩塩のパン、クロワッサン)などの軽食を終日用意する。また、JAL国際線ラウンジにおいて提供していることで知られるビーフカレーをベースにした「JAL特製焼きカレーパン」は、11時30分からラウンジの営業終了まで提供する。

ドリンク、軽食の提供スペース
鶴丸の赤のイメージが印象的に使われている
鰹だしにもずくを合わせたスープと、青パパイヤにタマネギ、セロリなどを合わせたスープ
軽食の中心は「JAL特製焼きカレーパン」のほか、地元沖縄のベーカリーが手掛けるパン
オハコルテのアーサ(あおさ)と岩塩のパン(右)、クロワッサン(中央)など
ジミーの紅芋あんぱん(左)、スウィートブレッド(右)
ポットにはお湯。お茶や紅茶を淹れられる
柿の種などのスナック
ウイスキーと泡盛も用意した
WMF(ベーエムエフ)のコーヒーマシン
タッチパネル式のジュースディスペンサ
メニューをタッチするとジュースが注がれる
4基の生ビールディスペンサはオリオン、アサヒ プレミアム生 熟撰、サントリー ザ・プレミアム・モルツ、サッポロ ヱビス
シークヮーサーやグァバなどの南国を感じられるジュースも用意
9つあるクロークスペース
携帯電話の通話ブースには宮古上布と紅型(びんがた)のテキスタイル
男子トイレ(個室)。女子トイレもほぼ同様
琉球石灰岩の台座に大理石で作られた貝のオブジェ