ニュース

成田にファーストクラスラウンジ「JAL's SALON」開業。ゆったりソファでプレミアムウイスキーをいつでも楽しめる

2019年10月1日 オープン

成田空港第2ターミナルの本館3階にリニューアルオープンしたファーストクラスラウンジ「JAL's SALON」

 JAL(日本航空)は10月1日、成田空港の本館3階にあるファーストクラスラウンジ「JAL's SALON」をリニューアルオープンした。

 2016年に始まったリニューアル工事によって本館4階には「JAL's Table」「鮨 鶴亭」「ラウンジエリア」を2019年4月にオープンしている。今回のJAL's SALONのオープンにより、改修工事はすべて終了。席数は本館とサテライトを合わせて470席が用意されている。

落ち着いた雰囲気でお酒を楽しめる空間に
インテリアは落ち着きのあるカラーリングで構成されており、フライト前にリラックスしたい人にとってはベストな空間

 ファーストクラスラウンジのコンセプトは「モダンジャパニーズ」であり、日本の匠の味をカウンタースタイルで提供しているのが特徴だ。JAL's SALONにもカウンター越しにバーテンダーが対応してくれるブースが用意されており、日本茶や和菓子、日本のクラフトウイスキーにクラフトジン、クラフトラムなどが楽しめる。日本茶やクラフトウイスキーなどは月替わりで提供されるものが変わる。このほか、日本のプレミアムウイスキー「響 ブレンダーズチョイス」「山崎12年」「白州」、日本のクラフトジン「ROKU GIN」、クラフトウオッカ「HAKU」が常時用意されている。

ドリンクブースの一角にはバーテンダーが常駐するバーカウンターが設置されている
お酒以外に和菓子と日本茶も提供されている
10月に提供されるクラフトウイスキーは厚岸ウイスキー
10月の和菓子は織部錦となっている

月替わりメニュー

EN TEA社が選ぶ日本茶

10月: 玉緑(温)、水出しゆず緑茶(冷)
11月: 焙じ茶(温)、水出し茶 山椒(冷)
12月: 帛(温)、水出しレモングラス緑茶(冷)

和菓子

10月: 織部錦/宗家 源 吉兆庵
11月: 紡ぎ詩/鶴屋吉信
12月: おもいで(白太)・ふるさと(黒太)/東京小桜

日本のクラフトウイスキー

10月: 厚岸ウイスキー/厚岸蒸留所(北海道)
11月: シングルモルト駒ヶ岳/マルス信州蒸留所(長野県)
12月: 嘉之助ニューボーン/嘉之助(鹿児島県)

セルフコーナーにはソフトドリンクサーバーやコーヒーメーカー、ジュースなど、ノンアルコールドリンクも数多く取り揃えてある。もちろん、ワインや日本酒、ウイスキーなどの洋酒、ビールサーバーも設置されているので多くのニーズに応えることができる
おつまみとしてピンチョスも用意されている。お皿は千葉の「スガハラsghr」製
バーカウンターで使われているグラスは湯島の「木村硝子」製で、エレガントなフォルムが美しい

 ダイニングを先に改修したことから「もっとゆっくりしたい」というニーズが多く寄せられており、JAL's SALONはゆったりとしたソファ席でくつろげるような空間に仕上げたとのこと。実際、フロアは窓が1か所しかなく、照明も抑えた落ち着きのある雰囲気になっている。

 また、現在4階で営業しているJOHN LOBB(ジョンロブ)とのコラボレーションであるシューシャインサービスも、10月1日より隣接エリアに移転してサービスが提供される。館内は禁煙であるが、喫煙者向けにスモーキングルームも用意されている。

 サクララウンジも含め、成田空港のラウンジ改修工事はこれですべて完了。現在は羽田空港においても改修工事が行なわれているが、こちらのコンセプトをもとに進められているとのことだ。

とにかくゆったりとくつろげるように、大きめのソファが数多く設置されている
USB電源やコンセントが用意されているテーブルもある。メニューは箱に入ったカードタイプで、めくる遊び心を加えたものになっている
スモーキングルームは2つの扉で遮られた場所にある。よくあるスタンドタイプではなく、こちらにもソファが用意されている