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埼玉県飯能市の「トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園」、3月30日から土日祝日にライトアップ
2019年3月26日 22:12
- 2019年3月30日 ライトアップ開始
埼玉県飯能市にある「トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園」は、フィンランドの作家トーベ・ヤンソンさんによる「ムーミン」シリーズに描かれた世界感や精神を設計に取り入れて作られた入場無料の公園です。4つのユニークな形の建物以外には遊具は一つもなく、飯能市の豊かな自然環境や地形をそのまま活用して作られているのが特徴。
「あけぼの子どもの森公園」という名称でしたが、2017年6月に現在の「トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園」に改称。大人でもワクワクするような造りになっている建物と背景の山の景色が「まるで北欧童画の世界!」と、22年目を迎えた今では年間約23万人が訪れる飯能市の人気スポットとなっています。
そんな「トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園」では、3月30日から初のライトアップがスタートします。このプロジェクトにあたっては「ライトアップデザイン検討プロジェクトチーム」を女性職員5名によって組織し、テーマやコンセプトなどを細かく検討したのだそう。
「明るい時間帯から闇へと移り変わっていく過程をライトアップで楽しんでもらう設計になっています。移りゆく童話の世界の雰囲気をぜひゆっくりと楽しんでいってもらえたら」と飯能市道路公園課の的坂課長。報道向け内覧会をレポートします。
取材した3月末は18時ごろが日没です。この日は17時半くらいから散策して、だんだん暗くなっていく園内の様子を撮影することができました。コンセプトは「森のすみかに灯るあかり~『豊かな闇』を感じる時間~」です。
ライトアップの見どころの一つが「きのこの家」の前と「森の家」の横にある2本のシンボルツリーのランタン照明です。実はこれ桜の木で、「きのこの家」の前の桜は3月30日ごろに見頃になるのではとのことでした。満開の夜桜に幻想的なライトアップが見られる絶好のチャンスですね。
2つ目の見どころは園内各所にいくつか配置されたレンズスポットです。これは月や花などが道路面に投影されているもので、シーズンごとに柄を変えていく予定だそう。
見どころ3つ目は、蓄光素材を用いたフォトスポットマーク6か所です。「ここから写真を撮るとベストショットが撮れますよ」というもので、このうち3か所は、そこに立つと顔にもにライトが当たるようになっています。背景もきれいに撮れて、顔にもほのかなライトが当たるので、ストロボを使わずに自然な雰囲気で撮れるとのこと。インスタ映えが狙えるうれしいポイントですね。
ライトアップ中は「きのこの家」などすべての建物内に入ることができ、カフェプイストも営業時間を延長する予定とのこと(ただし提供は飲み物のみ)。まさに北欧童画の世界に紛れ込んだような素敵なライトアップ、ぜひ皆様も訪れてみてはいかがでしょうか。その際は暗くなる少し前に到着して、迫りくる豊かで温かな“闇”を感じてみてくださいね。初日の3月30日は17時30分から点灯式を行なう予定です。
トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園
所在地: 埼玉県飯能市大字阿須893-1
開園時間: 9時~17時
※土日祝日は開園時間を延長、3月30日以降の土日祝日は17時~21時(予定)でライトアップを実施
休園日: 月曜(祝日の場合はその翌日)、年末年始
駐車場: あり(無料、隣接施設と共用で約250台)
Webサイト: トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園