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ムーミン物語、埼玉県飯能市のメッツァビレッジで光のアート空間「チームラボ 森と湖の光の祭」スタート
「ムーミンバレーパークの開業までさらに活性化できれば」と渡邊社長
2018年12月3日 04:00
- 2018年12月1日~2019年3月3日 開催
フィンテック グローバルとムーミン物語が、埼玉県飯能市の宮沢湖を中心としたエリアで開発を進めている複合施設「metsä(メッツァ)」。11月9日にオープンした北欧のライフスタイルを体験できる「メッツァビレッジ」(関連記事「埼玉県飯能市に『メッツァビレッジ』が本日オープン! 北欧気分に浸りながら余暇を楽しめる空間を演出」)と、2019年3月16日開業予定のムーミンの物語を主題とした「ムーミンバレーパーク」の主に2つのエリアからなるメッツァですが、メッツァビレッジでこの冬、話題沸騰間違いなしのアートイベントが12月1日からスタートしました。
それが「チームラボ 森と湖の光の祭」。チームラボといえば、デジタルテクノロジーを駆使した新しいアート表現で、世界中で評価されています。私ゆきぴゅーが幻想的で巨大なアート空間を堪能してきましたので、たっぷりレポートしたいと思います!
メッツァビレッジ「チームラボ 森と湖の光の祭」概要
開催期間:2018年12月1日~2019年3月3日
開催時間:12月1日~2019年2月11日は17時30分~21時、2月12日~3月3日は18時~21時(期間中最終入場は20時)
料金:大人(中学生以上)平日1000円/土日曜祝日1200円、子供(4歳以上小学生以下)平日500円/土日曜祝日600円、3歳以下無料 ※12月29日~2019年1月6日は土日曜祝日の料金
Webサイト:「チームラボ 森と湖の光の祭」
Webサイト:「metsä(メッツァ)」
公開日には、ムーミン物語 代表取締役社長の渡邊基樹氏と、チームラボ 代表の猪子寿之氏が登壇。渡邉社長は、「この『チームラボ 森と湖の光の祭』の話がスタートしてから約1年になりますが、ようやくこの日を迎えられたことに感謝しています。メッツァビレッジは11月9日に開業したばかりですが、おかげさまで2日間で約1万人という来場がありました。12月からはチームラボさんという世界的なコンテンツを投入して、来年3月16日のムーミンバレーパークの開業までさらに活性化できればと思っております」とあいさつ。
続いてマイクを握ったチームラボ 代表の猪子寿之氏は、「ここは素晴らしい“湖と森”という場所なので、できるだけ自然をそのまま活かしたアート空間にしたいと思って造りました。目の前にある球体を叩くと色が変わって音が鳴り、近隣の球体に色と音が連動していきます。球体だけではなく周りの木々も連動して、全長2km以上というチームラボの作品でも一番規模の大きなものになっています。今回は水面に立つ作品を造ったのも大きなポイント。昼間とは違った発見がある夜の湖や森を楽しんでいってください」と、展示内容について説明しました。
イベント広場にある「浮遊する、呼応する球体」
「チームラボ 森と湖の光の祭」は、大きく3つの作品に分けられます。まず入口に近いイベント広場前の「浮遊する、呼応する球体」から。ヘリウムが入った球体は色を変えながらふわふわと浮遊しているかのようでした。かなり丈夫な素材でできていて、雨の日でも大丈夫とのこと。1つを叩くと光の色が変わって、まわりにある球体もその色に変化していく、すごく単純なことなのですが、自分も作品の一部になったかのような不思議な気持ちになります。
そして湖の右手に進みます。レストラン棟の前を通ってクリスマスムードたっぷりの屋外レストラン「ウーテピルス」方面へ。このあたりは光の球体はありませんが、周りの木々に光が当たって常に変化している様子が分かります。
小さな入江に作られた「湖面に立つ、自立しつつも呼応する生命」
チームラボの猪子代表が言っていた「水面に立つ作品」が見えてきます。もともと入れる場所ではなかったという小さな入江に階段を作り、湖面に近付いて観賞できるようになっています。ちなみここ、水深4mほどあるそうで卵型の物体の設置はかなり大変だったそう。こちらの作品群も、陸にある球体から光の色が伝播する仕組みになっています。
案内してくれたチームラボの東陵史氏は、「ここにある光を放つ球体はすべてネットワークでつながっていて、全体がインターフェースのようなもの。人々の行動が湖や湖畔の森に連続していくような空間になっています」と説明してくれました。
対岸はちょうどイベント広場などのあるエリアになっていて、森からそれを眺めることができます。さて、森の道はまだまだ続きます。プチトレッキングのような感じなので、歩きやすい服装と靴で行くことをお勧めします。
深い森に現われた広い空間には「呼応する、たちつづけるものたちと森」
森の遊歩道をさらに進んでいくと、3つ目の作品群「呼応する、たちつづけるものたちと森」が現われます。ここは木立に囲まれた広場になっていて、かなりの数の卵型の物体が置かれています。奥のほうはまるで光の迷路のようで、非現実な光景に一瞬怖くなるほどでしたが、光の色が変わっているということは近くに誰かがいるということなのです。
遊歩道はこの「呼応する、たちつづけるものたちと森」までで終わり、再び同じ道を戻ることになります。ムーミンバレーパーク予定地の方まで行くことはできませんのでお間違えなく。最後に「チームラボ 森と湖の光の祭」を楽しむにあたっての注意事項をいくつかあげておきましょう。まず、フラッシュ撮影は禁止されていますのでカメラの設定にはくれぐれもご注意を。園内でのドローンの使用は禁止です。三脚はほかの人の鑑賞の妨げになるので控えましょう。写真を撮るなら高感度のカメラがお勧めですよ。
「チームラボ 森と湖の光の祭」開催中は、一部エリアにおいて入場制限が行なわれます。入場料や入場制限スタート時刻、ペット連れの入場注意点など詳しい情報は、「『チームラボ 森と湖の光の祭』開催に伴う営業エリアのご案内」をご参照ください。なお、ショッピングゾーンの「マーケットホール」と、レストランやカフェが入っている「ヴァイキングホール」は通常通り閉園まで無料で利用できます。そして「チームラボ 森と湖の光の祭」のチケットは当日メッツァビレッジの入口でも購入できます。