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三陸沿岸道路が気仙沼市内へ延伸。歌津IC~小泉海岸IC、本吉津谷IC~大谷海岸ICを2月16日開通。国道45号の内陸側を走る無料道路

2019年1月21日 発表

2019年2月16日 開通

国土交通省は三陸沿岸道路の2区間(歌津IC~小泉海岸IC間、本吉津谷IC~大谷海岸IC間)を2月16日に開通する

 国土交通省 東北地方整備局 仙台河川国道事務所は1月21日、三陸沿岸道路(E45)の歌津IC(インターチェンジ)~歌津北IC~小泉海岸IC間の延長10kmと、本吉津谷IC~大谷海岸IC間の延長4kmの2区間を、2月16日に開通することを発表した。

 復興道路として整備が進められている三陸沿岸道路のうち、歌津本吉道路(歌津IC~本吉津谷IC)の延長12km、本吉気仙沼道路(II期)の延長4kmの大部分が開通。2020年度開通予定の小泉海岸IC~本吉津谷IC間は、既存の国道45号が三陸沿岸道路よりも内陸側に位置する。今回開通区間については国道45号より内陸側を通っており、2011年の東日本大震災時に津波による浸水被害を受けた区間を回避できる道路が形成されることになる。

 仙台市から気仙沼市への延伸となる今回の開通により「三陸復興国立公園」「三陸ジオパーク」、2018年に開設された新たなトレッキングコース「宮城オルレ」などの観光スポットへのアクセスが向上。東日本大震災から回復基調にある観光誘客促進などが期待されている。

津波による浸水被害を受けた区間を回避可能に
観光誘客への期待
水産業や水産加工業の振興支援
救急搬送の安定性、速達性を向上