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大島汽船、気仙沼~大島 定期航路100年の歴史に終止符。「ありがとう大島汽船」
2019年4月8日 06:20
- 2019年4月7日 定期航路終了
大島汽船は4月7日、宮城県気仙沼と大島を結ぶ「気仙沼大島大橋」の開通に伴い、同様に気仙沼と大島を結ぶ定期航路の運航を終了した。この航路には100年の歴史があり、大島汽船は文字どおり島民の足として日々運航を続けてきた。
とくに東日本大震災時は大島汽船のすべての船舶が被災。大島に打ち上げられたフェリーもありながら、そこから島民の足として復活し、1日片道20便、往復で40便の定期運航を続けてきた。大島 浦の浜港発の最終便は18時20分発、折り返しで気仙沼 エースポート発の最終便は19時00分発。大島 浦の浜港に打ち上げられ、その後修理されて定期航路に復活した「フェリー亀山」がいずれの最終便にも用いられた。
大島汽船、定期航路100年の歴史に終止符。大島 浦の浜港発 最終便
大島汽船、気仙沼~大島 定期航路
大島汽船 気仙沼~大島 定期航路は、約25分で気仙沼 エースポートと大島 浦の浜港を結ぶ航路で、現在はフェリーのみが運航されている。始発は大島 浦の浜港6時00分で、18時20分(気仙沼 エースポート 19時00分)までが通常便で片道16便。そのほか、大島 浦の浜港発19時00分からの夜間交通船があり、最終便が大島 浦の浜港発22時00分、気仙沼 エースポート発22時30分で片道4便運航されている。
最終日となった4月7日は、通常運航のみが行なわれた。
大島汽船、定期航路100年の歴史に終止符。気仙沼 エースポート発 最終便での白幡社長あいさつ
大島汽船における気仙沼~大島の定期運航は終わりを告げたが、遊覧船事業は続けていく。また、白幡社長あいさつにあるように、最終便となったフェリー亀山は、生まれ故郷の広島で活躍していくとのことだ。