ニュース

気仙沼市~宮古市を結ぶ無料高速が全線開通。6月22日15時30分に三陸沿岸道路 釜石北IC~大槌IC開通

2019年5月15日 発表

2019年6月22日15時30分 開通

三陸自動車道路(E45)三陸沿岸道路 釜石北IC~大槌IC間が6月22日15時30分に開通。気仙沼~宮古間が無料高速で結ばれる

 国土交通省 東北地方整備局 南三陸国道事務所ならびに岩手県、釜石市、大槌町は5月15日、2019年度開通の計画で整備を進めていた三陸自動車道路(E45)三陸沿岸道路 釜石北IC(インターチェンジ)~大槌IC間の延長約4.8kmを、6月22日15時30分に開通することを発表した。

 2019年2月8日に三陸沿岸道 釜石南IC~釜石両石ICが開通したのに続く本道路の新規区間開通となる。6月22日に開通する釜石北IC~大槌IC間は、宮城県気仙沼市唐桑町の出入り口から岩手県宮古市の宮古中央ICまでの延長約100km間で唯一のミッシングリンクであり、この解消によって気仙沼市と宮古市が無料の高速道路で結ばれることになる。

 2019年9月に開催されるラグビーワールドカップ2019では釜石市も開催地の1つで、会場となる釜石鵜住居復興スタジアムは釜石北ICに近い場所にある。7月27日には前哨戦となるワールドラグビーパシフィック・ネーションズカップ2019も開かれることから、これに先立って開通することで、会場アクセスの利用分散による円滑な輸送が期待される。

ラグビーワールドカップ2019への効果
広域観光への開通効果
水産品やその加工物の輸送効率向上などへの期待
三陸沿岸道から内陸へのルートを複数確保することで信頼性の高いネットワークを形成