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香港国際空港、港珠澳大橋の入出境手続き施設で航空会社のチェックインサービス提供。2022年には国際線エリア~港珠澳大橋の直接アクセス可能に

2019年第1四半期にはマカオでもチェックインサービスを提供開始

2018年10月25日 発表

港珠澳大橋の香港側の入出境手続き施設に設けられたチェックインサービスセンター

 香港国際空港は、現地時間の10月24日9時に開通した香港とマカオ、珠海を結ぶ全長55kmの海上橋「港珠澳大橋(HZMB)」のチェックイン(搭乗手続き)サービスについて発表した。

 港珠澳大橋は香港、マカオ、珠海それぞれの側に人工島があり、入出国手続きなどを行なう「HZMB Boundary Crossing Facilities(港珠澳大橋入出境手続き施設)」を設置している。

 この香港の入出境手続き施設にはチェックインサービスセンターが設置されており、香港国際空港を拠点とするキャセイパシフィック、キャセイドラゴン、香港航空、香港エクスプレスの手荷物預け入れを含むチェックインを行なうことができる。7時から22時30分まで受け付けている。

 このサービスを利用すると、空港に向かう前に荷物を預けたあとで、香港ディズニーランドや、ケーブルカー「ゴンピン360」に乗りに行くなど、ランタオ島観光などもしやすくなる。

 香港~マカオ/珠海間をフェリー(ジェット船)で移動する場合、マカオや珠海のフェリー受付時に飛行機のチェックインを行なえる「アップストリーム・チェックイン」を実施していたが、珠海側の入出境手続き施設ですでに同様のサービスを開始している。2019年第1四半期にはマカオ側でも同様のサービスが開始される予定としている。

珠海の入出境手続き施設にあるチェックインカウンター

 また、香港国際空港では港珠澳大橋と空港内の国際線制限区域とを直接結ぶ乗り継ぎターミナル(インターモーダル・トランスファー・ターミナル)の建設を進めており、2022年にこの供用が開始される予定となっている。

 国際線で到着した利用者や、マカオや珠海でチェックインした利用者は、香港で入出国手続きを行なう必要なく、乗り継ぎターミナルを経由して、香港~マカオ/珠海間を港珠澳大橋経由で往来できるようになる。

開通した港珠澳大橋(左)と、香港側の入出境手続き施設(右)(画像出典:香港政府観光局)