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香港とマカオ、珠海を結ぶ世界最長クラスの海上橋「港珠澳大橋」が10月24日9時に開通

2018年10月24日9時 開通

「港珠澳大橋(Hong Kong-Zhuhai-Macao Bridge)」が10月24日9時に開通する(同橋Webサイトより)

 香港とマカオ、珠海を結ぶ海上橋である「港珠澳大橋(Hong Kong-Zhuhai-Macao Bridge)」が10月24日9時に開通する。

 港珠澳大橋のWebサイト(英文)に10月20日付けで明記されたほか、香港政府が運営する「news.gov.hk」においても、香港政府運輸・住宅局 局長のフランク・チャン氏が同日時の開通を発表したことを伝えている。併せて、開通前日の10月23日9時から、珠海港にある乗客クリアランスビルにおいて開通式典が行なわれることも明らかにされている。

 港珠澳大橋は香港側人工島とマカオ/珠海側人工島までのメイン橋の延長が約29.6km、香港側の接続道路が約12km、マカオ/珠海側の接続道路を合わせた総延長では約55kmにおよぶ世界最長クラスの海上橋(一部海底トンネル部あり)。橋の両ターミナル部には、香港、マカオ/珠海それぞれの入出境エリアが設けられる。2009年12月に着工し、2016年の完成が予定されていたが、当初予定より2年近く遅れる形での開通となる。

 現在、香港からマカオへ向かうには船によるアクセスが中心だが、運航スケジュールが決まっているうえ、1時間弱の所要時間となっている。本橋の開通により24時間アクセス可能で、約30分の所要時間へと短縮される。

建設中の港珠澳大橋(2015年4月撮影)
建設中の港珠澳大橋(2016年7月撮影)