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スカイマークと鹿児島県のコラボ機「どんどん鹿児島ジェット」就航。大島紬のCAエプロンなど鹿児島を感じる機内

2018年10月9日 就航

スカイマークと鹿児島県がコラボレーション機「どんどん鹿児島ジェット」を就航

 スカイマークと鹿児島県は10月9日、特別機「どんどん鹿児島ジェット」を就航する。鹿児島が10月9日~2019年3月31日に展開する「どんどん鹿児島大キャンペーン」の一環として運航するもの。「空飛ぶ鹿児島のおもてなし」をコンセプトに、機内でも鹿児島のさまざまな魅力を発信する。

「どんどん鹿児島」は、鹿児島県が2017年から使用しているキャッチコピーで、このワードを前面に、観光や特産品、食材などをPRしている。10月9日~2019年3月31日に実施する「どんどん鹿児島大キャンペーン」では、スカイマークとのコラボ企画として「五感で感じる鹿児島のおもてなし!『どんどん鹿児島ジェット』」を展開するほか、Instagramを活用したプレゼントキャンペーン「どんどん鹿児島 インスタグラム大キャンペーン」を実施する。

 スカイマークと鹿児島県がコラボレーションして運航する「どんどん鹿児島ジェット」は、登録記号「JA73NJ」の機体を使用。10月9日のSKY305便(羽田14時35分発~鹿児島16時25分着)を皮切りに、全国のスカイマーク就航路線で運航し、「聴覚」「視覚」「味覚」「嗅覚」「触覚」の5感で鹿児島を感じられる機内サービスなどを行なう。

5感で鹿児島を感じられる「どんどん鹿児島ジェット」

「どんどん鹿児島ジェット」は、「五感で感じる鹿児島のおもてなし!『どんどん鹿児島ジェット』」のコピーどおり、機内でもさまざまな演出で鹿児島を発信。その内容を紹介する。

「どんどん鹿児島ジェット」のシートポケットには「どんどん鹿児島ジェット」を含む「どんどん鹿児島大キャンペーン」を紹介したパンフレットが置かれている

聴覚:ボーディングミュージックに鹿児島の島唄を採用

 ボーディングミュージックに鹿児島の島唄を採用。奄美大島出身で、NHK大河ドラマ「西郷どん」のテーマ曲を歌う里アンナさんの歌声が出迎える。

 ちなみに、同機の搭乗時に利用するL1ドアの脇には「どんどん鹿児島」のデカールが貼付されている。本機の外観上の特徴はこの点のみだが、搭乗時には必ず目に留まる。

L1ドア脇に「どんどん鹿児島」のデカールが貼られている

触覚:「本場大島紬」製ヘッドレストカバーやCAエプロン

 奄美大島で生まれた伝統的工芸品「本場大島紬」をヘッドレストカバーに採用。ヘッドレストカバーは5種類がランダムにセットされ、その手触りを感じることができる。CA(客室乗務員)が機内で着用するエプロンも本場大島紬のオリジナルデザインで、胸元には「どんどん鹿児島×SKY」のコラボレーションを示すマークも入っている。

本場大島紬のヘッドレストカバー。本物の手触りを体感できる。デザインは全部で5種類
CA(客室乗務員)が着用するエプロンも本場大島紬

味覚:鹿児島のお菓子を提供

「ボンタンアメ」など鹿児島で愛される銘菓など機内で提供する。初便はボンタンアメを提供するが、期間中にほかの銘菓に変更される可能性がある。なお、対象路線で提供しているネスレのキットカットやコーヒーも通常便と同様に提供。

鹿児島銘菓を機内で提供

嗅覚:「かごしま茶」を提供

“香り・味・色の三拍子がそろった”という「かごしま茶(鹿児島知覧茶)」を機内で提供。知覧茶のよい香りが機内に漂う。先述のとおり、対象便ではネスレのコーヒーも提供する。

「鹿児島知覧茶」を機内提供。
カートも「どんどん鹿児島」仕様
嗅覚(かごしま茶)と味覚(銘菓)で鹿児島を感じられる

視覚:タブレットで鹿児島の魅力体感ムービーを視聴可能

 タブレット端末で、鹿児島県が製作した同県の魅力を伝えるムービーを視聴可能。タブレットは12台用意しており、CAにリクエストすることで借用できる。

 また、観光アクティビティパンフレット「どん!どん!かごんま遊Book」を配布。子供向けには鹿児島を学べる絵本も貸し出す。

機内で貸し出しするタブレット端末で、鹿児島の魅力を感じられるムービーを視聴可能。子供向けに絵本も用意している

 同機の機内で実施された記者発表会では、鹿児島県 PR・観光戦略部かごしまPR課 課長の悦田克己氏が「8月1日に中部~鹿児島線、鹿児島~奄美線を新規に開設されたスカイマークさんの協力をいただき、どんどん鹿児島ジェットを就航させる運びとなった。一人でも多くの方にご搭乗いただき、どんどん鹿児島を知っていただいて、一人でも多くの方にどんどん鹿児島に足を運んでいただければ」とアピール。

 飛行機を使ったプロモーションの目的について尋ねると、「この飛行機は全国どこを飛ぶか分からない。国内をいろんなところで運航する。鹿児島とつながっている交通機関だと鹿児島に行く人、帰る人(へのPR)になるが、いろいろなところが飛ぶなかで鹿児島を宣伝できる」と意義を語った。

鹿児島県 PR・観光戦略部かごしまPR課 課長 悦田克己氏

 スカイマーク 広報PR室 室長の天野美香氏は、「スカイマークにとって、自治体との初めてのコラボレーション。弊社は地域共生を企業ミッションとしており、地域の魅力を日本全国のお客さまに広げていきたいという熱い思いがある。明治維新から150周年、鹿児島は産業の先駆けだった。その豊かな文化、歴史を少しでも表現したい。機内では五感を通じて、お客さまに魅力を伝えられるよう努力した」と、自治体との初コラボレーションにかける意気込みを語った。

 また、どんどん鹿児島ジェットは1日6便に使用され、100日で約10万人が利用するといった数字を紹介。「多くのお客さまにご利用いただければと思っている」と話した。

スカイマーク株式会社 広報PR室 室長 天野美香氏

 初便となるSKY305便の搭乗客には、記念品としてトートバッグやマスキングテープ、キャンディ、観光情報誌、「知覧にっぽん紅茶」といった鹿児島県提供のグッズやパンフレットのほか、スカイマークの20周年記念フライトタグなどをプレゼントする。

「どんどん鹿児島ジェット」初便となるSKY305便の搭乗客に配布される記念品

 なお、「どんどん鹿児島大キャンペーン」の一環として、10月9日から「どんどん鹿児島 インスタグラム大キャンペーン」もスタートした。「どんどん鹿児島」公式Instagramアカウントをフォローし、ハッシュタグ「#どんどん鹿児島」を付けて投稿した人から抽選で霧島温泉旅行や鹿児島県の名産品をプレゼントする「どんどん鹿児島 インスタグラム大キャンペーン」も実施するものとなる。

どんどん鹿児島 インスタグラム大キャンペーン

概要:「どんどん鹿児島」公式のInstagramアカウント(@dondon_kagoshima)をフォローし、ハッシュタグ「#どんどん鹿児島」を付けて鹿児島の写真を投稿した人から抽選で、 鹿児島県のおもてなしプレゼントをプレゼントする
期間:2018年10月9日~2019年2月28日
賞品:
・どんどん鹿児島行きたくなるで賞:航空券付1泊2日霧島温泉旅行(ペア1組)
・どんどん鹿児島食べたくなるで賞A:鹿児島黒牛満腹セット (5名)
・どんどん鹿児島食べたくなるで賞B:霧や櫻や人気気商品詰合せセット(10名)