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平成30年7月豪雨で被災した中国道 北房IC~新見IC、東九州道 椎田南IC~豊前ICは8月8日に規制解除見込み
お盆渋滞ピーク前の復旧によりETC休日割引も活用しやすく
2018年8月3日 17:15
- 2018年8月3日 発表
国土交通省とNEXCO西日本(西日本高速道路)は8月3日、平成30年7月豪雨の影響で対面通行規制となっている中国自動車道(E2A)北房IC(インターチェンジ)~新見IC間の延長28km、ならびに通行止めとなっている東九州自動車道(E10)椎田南IC~豊前IC間の約7kmについて、8月8日に規制を解除する見通しであることを発表した。
両区間については7月30日時点で、「8月10日ごろ」の規制解除見通しが伝えられていたが、そのスケジュールを前倒しした格好となる。
中国道の北房IC~新見IC間は7月7日に発生した盛り土法面崩落に伴う土砂流出により下りの2車線を対面通行規制として供用し、上り線の復旧を進めていた。
一方、東九州道 椎田南IC~豊前IC間は、7月6日夕方に発生した崩落した切り土法面の土砂が対面2車線の道路全体を覆ったため、同区間を通行止めして復旧作業を進めていた。
今回の復旧により、平成30年7月豪雨に伴う中国道の被災箇所についてはすべて被災前の状況に復旧。九州地方の高速道路の通行止めはすべて解除されることになる。
なお、お盆シーズンの渋滞予測では、下りのピークが8月10日~11日になると予測されており、それに先だって規制が解除されることで交通分散が期待されるほか、8月9日~10日のETC休日割引適用日に規制が解除された状態で利用できることになる(関連記事「高速道路各社、渋滞対策で2018年お盆期間のETC休日割引適用日を変更」)。