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ピーチ、関空~釧路線の就航セレモニー。LCC初の「ひがし北海道」路線に乗ってみました

8月2日~3日に片道3790円の就航記念セール実施

2018年8月1日 就航

ピーチは8月1日、関空~釧路線を就航した

 ピーチ(Peach Aviation)は8月1日、関西国際空港~釧路空港線の運航を開始。関空と釧路空港でそれぞれ就航セレモニーを実施した。

 この関空~釧路線は、国内LCC(格安航空会社)では初の「ひがし北海道」路線となり(関連記事「ピーチ、釧路~関空線の開設を発表。LCC初の『ひがし北海道』路線」)、毎日1往復2便で通年運航を行なう。片道運賃は、機内持ち込み手荷物10kgまでが無料のシンプルピーチで5290円から。

 なお就航を記念して、8月2日から3日まで国内線/国際線29路線が対象の「ひがし北海道 就航記念セール」を実施。関空~釧路線は3790円から設定している。詳細は「釧路線就航記念セール」を参照されたい。

 関空~釧路線の運航スケジュールは以下のとおり。機材は180席仕様のエアバス A320-200型機を使用する。

関空~釧路線の運航スケジュール(2018年8月1日~10月27日)

MM125便:関空(09時50分)発~釧路(11時50分)着、毎日運航
MM126便:釧路(12時30分)発~関空(15時00分)着、毎日運航

関空の第2ターミナル(国内線)出発フロアでの就航セレモニー

あいさつを行なったPeach Aviation株式会社 取締役副社長 角城健次氏

 就航セレモニーでは、ピーチ 取締役副社長の角城健次氏がマイクを持ち、「今日は、関西から釧路への就航でございますが、実は私どもは、これは『釧路への就航』という捉え方ではなく、『関西からひがし北海道への就航』だと捉えている。ひがし北海道、LCCとして初めて就航するピーチ、それによって、関西エリアとひがし北海道エリアがぐんと近くなる」と新路線をアピール。

 続けて「(関空~釧路線は)通年運航をするので、爽やかで涼しい夏の北海道、冬は白い雪がフォトジェニックのポイントを一層増してくれる、このひがし北海道エリア、皆さまもぜひご自身で体感していただけたらと思っている。関西エリア、ひがし北海道エリア、両方のエリアがますますと身近に発展していくようにピーチも微力ながら頑張っていきたい」と話しあいさつを終了した。

 セレモニー終了後、MM125便の搭乗が始まり、搭乗ゲートの先に角城氏やCA(客室乗務員)、ピーチのスタッフが並び、搭乗客をハイタッチで見送るとともに、ピーチカラーのタオルや記念のフライトタグなどが入った記念品を配布。水のカムイ観光圏協議会のキャラクター「つるまる」も駆け付け、皆で乗客を見送った。

いよいよ搭乗開始
搭乗ゲートの先に角城氏やCA、ピーチのスタッフが並び、搭乗客をハイタッチで見送る
ピーチカラーのタオルや記念のフライトタグ、冊子「PEACH LIVE」が記念品として配布された
機材はエアバス A320-200型機

 気持ちのよい青空のなか、釧路行きの初便となったMM125便は乗客171名(うち幼児1名)を乗せ、9時49分に関空を出発。釧路までの所要時間は約1時間50分だ。機長からは「釧路線の初便にご搭乗いただきありがとうございます。快適な空の旅をお過ごしください」と機内アナウンスがあり、この日の乗務員6名(運航乗務員2名、CA4名)のうち、2名が北海道出身であることなどが紹介された。

初便の搭乗客は171名だった
いよいよ離陸。天気もよかったので、機内からの景色も楽しめた

 離陸からしばらくすると機内サービスがスタート。機内食「PEACH DELI」では、関空~釧路線の就航にちなんで、釧路が位置する「ひがし北海道」のご当地グルメを6月1日から8月31日まで提供している。

 釧路発祥の鶏肉の唐揚げ「ザンギ」や釧路駅名物の「イワシのほっかぶり寿司」などの名物を集めた「北海道風弁当」(1300円)、タケノコ入りバターライスの上にカツを乗せ、濃厚なデミグラスソースをかけた、根室名物の「エスカロップ」(900円)、北海道特産フルーツ「ハスカップ」のジャムが入った特製デニッシュ「ハスカップジャムデニッシュ」(400円)などどれも美味しそうなメニューとなっている。

 さっそく記者も根室名物の「エスカロップ」(900円)を注文。タケノコの食感がアクセントのバターライスと、デミグラスソースとの相性は抜群。カツもとても美味しく、「ひがし北海道」の味を楽しむことができた。

機内販売を開始
機内食「PEACH DELI」では、釧路が位置する「ひがし北海道」のご当地グルメを6月1日から8月31日まで提供中。記者も「エスカロップ」(900円)を注文
遠くに陸地が見えてきた。いよいよ着陸
初便を担当したCA

 あっという間に本州から太平洋に抜け、着陸態勢に入ったMM125便。約1時間50分の飛行を経て11時55分に釧路空港に到着すると、空港では放水アーチと、多くの人から歓迎を受けた。LCCとして、道東の空港に初就航となった今回の関空~釧路線。関西方面から釧路湿原や摩周湖などといった観光地へのアクセスも向上することもあり、期待の高さがうかがえるフライトとなった。