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ミッキーシェイプの泡で“きれいに目覚める小さな魔法”。東京ディズニーリゾートがハンドウォッシングエリア増設
花王提供の新規手洗いスポット
2018年7月4日 12:27
- 2018年7月3日 増設
オリエンタルランドと花王は7月3日、「花王株式会社の提供による新しいハンドウォッシングエリア オープニングセレモニー」を実施した。
ハンドウォッシングエリアは、2015年7月から花王の提供で設置しており、屋外は東京ディズニーランドのクリッターカントリー、東京ディズニーシーのアメリカンウォーターフロントの2カ所。レストルームなどの屋内約70カ所とともに、3年間で合計4300万回利用された実績を持つ。今回、東京ディズニーリゾートを訪れるゲストに好評ということで2カ所に新設。東京ディズニーランドのトゥモローランド、東京ディズニーシーのミステリアスアイランドでハンドウォッシュ体験を楽しむことができるようになった。
3年間で約4300万回の利用を達成。手洗い習慣をパークから自宅に繋げたい
オープニングセレモニーでは、冒頭にオリエンタルランド代表取締役社長 兼 COOの上西京一郎氏があいさつ。「ハンドウォッシングエリアはミッキーマウスの形をしたハンドソープの泡が印象的で、お子さまをはじめゲストの皆さまが楽しく手洗いをしていただけるスポットです。ミッキーシェイプの泡という思いがけない発見と驚きから、笑顔で楽しそうに手洗いをしている姿をパークで私自身も多く見かけております。まさにディズニーテーマパークのファミリーエンタテイメントを具現化した魅力的な施設の一つであると思います。
パークを訪れたゲストはアトラクションに乗り、レストランでの食事などさまざまな体験をしますが、私どもはパーク内でゲストの皆さまが過ごされる一瞬一瞬が東京ディズニーリゾートならではのハピネスを感じる時間であってほしいと願っています。それは手を洗う時間においても同じです。新たなハンドウォッシングエリアが加わったことで、これまで以上に笑顔あふれる体験とともに手洗いの大切さや清潔できれいな習慣を身につけられるきっかけとなればうれしく思います」と話した。
続いては花王 代表取締役 社長執行役員の澤田道隆氏が登壇。「ちょうど3年前に協賛がスタートし、夢がかなう場所・東京ディズニーリゾート内に“きれいに目覚める小さな魔法”とも言えますハンドウォッシングエリアを開設いたしました。4300万回という数えきれないほどの回数を子供たち、ご家族が楽しく手を洗っていただけて、そして私もその姿をパークで見るたびに提供させていただきよかったと思っております。
手を洗うことで子供たちが清潔・きれいに目覚め、家に帰ったあとも一人で手洗いができるよう習慣化につながればという思いがあります。また、清潔・きれいという意味ではキッズ体験プログラム「カストーディアル・キッズ!」も提供しており、総合的に清潔・きれいということに関しオリエンタルランドと東京ディズニーリゾートにて一緒に活動していきたいと考えています。
花王グループは、7月1日にESG(Environment Society Governance)部門を立ち上げました。当社らしいESG活動「Kirei Action」をグローバル展開いたしますが、このハンドウォッシングエリアも含め花王グループとしてさらに活動を高めていきたいと考えています。ハンドウォッシングエリアの新設で多くのゲストの皆さまに手洗いを敢行していただき、園内、自宅での衛生につなげていただきたいと思います」と語った。
さらに、ウォルト・ディズニー・アトラクションズ 代表取締役 バイスプレジデント エグゼクティブ・マネージング・ディレクターのアンドリュー・ボルスティン氏もステージに。「ディズニー哲学の指針の一つにテーマパークで提供するすべての体験に驚きと喜びを与えるというものがあります。今回オープンするミッキーシェイプの泡が出てくるハンドウォッシングエリアは、東京ディズニーリゾートにいらっしゃるあらゆる年齢のゲストに驚きと喜びを提供するというこの指針に沿ったものです。
ウォルト・ディズニーはかつて『ディズニーランドには常に何かが作られ、成長し、新しいものが追加されていく。それは新たな楽しみ方であり、学び方、そして家族や仲間とここで体験するたくさんの冒険の共有の仕方などだ』と言いました。東京ディズニーリゾートのトゥモローランド、そしてミステリアスアイランドにおけるほかにはない新しい体験にスポンサーが付いたことに賞賛を贈ります」と祝辞を述べた。
新たなハンドウォッシングエリアのオープンのお祝いにミッキーマウスとミニーマウスたちも!
セレモニーでは、今回設置されるトゥモローランドのハンドウォッシングエリアに関し、東京ディズニーリゾート・アンバサダーの福本望さんが解説。実はドロイドと呼ばれる人工知能を備えた近未来型のロボットで、トゥモローランドを訪れるゲストの衛生面の管理を行なうために開発されたという。人工知能を活かして手洗いが必要なゲストをサーチし、その手をきれいにしてもらう活動を行なう使命を持っているというのだ。さらに、左右で手洗い場の高さが異なるのは親子で一緒に楽しく手を洗えるようにと紹介。
さらには、ドロイドが活動をスタートさせるには3つ起動スイッチを同時に押し、動力エネルギーを行き渡らせることが必要とも。そこで先に登壇した上西京一郎氏、澤田道隆氏、アンドリュー・ボルスティン氏が息を合わせてスイッチを押すことに。タイミングよくスイッチを押すと、起動音とともにスモークが盛大に吹き上がり活動がスタート。同時にバブルがふわりと浮かび手洗いの楽しさをアピールした。
華やかな雰囲気に包まれるなか、登壇者とオリエンタルランド 代表取締役会長 兼 CEOの加賀見俊夫氏も加わり記念撮影。なお、セレモニー終了後には実際に各社代表がハンドウォッシングエリアを体験する場面も。ミッキーシェイプの泡の出来栄えを笑顔で披露してくれた。
新たに2カ所設置されたハンドウォッシングエリアをチェック!
今回新設された東京ディズニーランドのトゥモローランドのハンドウォッシングエリアを実際に体験。手をしっかりとつけてボタンを押すと数秒でミッキーシェイプの泡が手のひらに。ポイントとしては、手を平らにして、しっかりとノズルにつけること。泡が出てきたらちょっとだけ待つことも大事だ。
キュートでふわもこな泡を手に入れたら、次は丁寧に手を洗おう。隣のボタンを押すと水が出てくるのでしっかり洗い流して完了。「パン・ギャラクティック・ピザポート」付近にあるため、ピザを食べた後にちょっと手を洗ったりと重宝するはず。
続いては東京ディズニーシーのミステリアスアイランド「リフレッシュメント・ステーション」付近のハンドウォッシングエリアへ。こちらは謎の天才科学者ネモ船長の科学研究所を彷彿させるカラーリングが特徴。錆びているようにも見えるテーマポートにマッチしたこだわりの造形も、手洗いとともにチェックしたいところだ。
新規ハンドウォッシングエリアのオープンとともに東京ディズニーリゾートでは自宅でもミッキーシェイプの泡で手洗いが楽しめる「ミッキーシェイプのハンドソープ」(1200円)を7月3日より発売。パークでの手洗い体験をそのまま自宅で再現ができる注目のアイテムだ(関連記事「東京ディズニーリゾート、ミッキーシェイプの泡が飛び出るハンドソープ。7月3日発売」)。
香りはマイルドシトラスで手に香りが残りにくいタイプ。使い切ったあとは市販の「ビオレu 泡ハンドソープつめかえ用」を入れることで再度楽しめるエコな部分もうれしい。パッケージには東京ディズニーリゾート35周年“Happiest Celebration!”のコスチューム姿のミッキーマウスとミニーマウスたちが描かれており、祝祭感もたっぷり。手洗いがいつも以上に笑顔あふれる瞬間になるはず。
(C)Disney