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J-AIR、100名以上が見守ったボンバルディア CRJ200型機退役セレモニー
「J-AIRの発展は、CRJとともにあったと言って差し支えない」と大貫社長
2018年2月1日 15:35
- 2018年1月31日 実施
J-AIR（ジェイエア）は1月31日、17年間運航したボンバルディア CRJ200型機を松山～伊丹線のJL2310便をもって退役させた。
CRJ200型機は、JALグループ初となるリージョナルジェット機として2001年4月から広島をベースに運航を開始。J-AIRでは最大9機を所有していたが、2016年から順次退役を開始し、2017年12月の時点ではすでに7機が退役済みとなっている。
J-AIRは1月31日の退役日を迎えるまでのあいだ、これまでの感謝の気持ちを込めた「CRJありがとうイベント」やジャルパックによる「退役記念チャーターツアー」、退役記念ロゴなどをデザインした特別塗装機の運航を実施していた。当日の退役セレモニーには、乗客や職員など100名を超える人が参加した。
CRJ200型機の最終運航便は松山～伊丹線のJL2310便で、満席となる50名の乗客を乗せ19時24分にブロックアウト、19時31分に松山空港を離陸したのち、最終目的地となる伊丹空港には20時15分に着陸。駐機場では「長年のご愛顧、ありがとうございました。」と書かれた横断幕とペンライトを用いて多くの職員が乗客とJL2310便を出迎えた。
退役セレモニーでは、JL2310便の運航を担当した機長 餅原隆史氏、副操縦士 菅井大氏、CA（客室乗務員）相原未乃氏、谷葉子氏、整備を担当した沖田耕一氏、グランドハンドリングを担当した前川杏奈氏に花束が贈呈された。
その後挨拶に立ったJ-AIR 代表取締役社長の大貫哲也氏は、「2001年4月にCRJが広島をベースに運航を開始してから足掛け18年になります。地球を3500周、総飛行時間が29万4084時間30分、運航回数が1万1521回。9機の飛行機が延べ18年にわたって日本の空を駆け抜けてきた歴史でございます。J-AIRの発展は、CRJとともにあったと言って差し支えない」と、J-AIRとCRJがともに成長してきた歴史を振り返った。
続けて「この飛行機は今日でフライトを終えまして、次なる活躍の場に転身していくことになりますが、私どもJ-AIRは間もなく32機になるエンブラエルのEジェット、これらを使ってさらに日本の空、地域と地域を結ぶこと、それでお客さまに喜んでいただけるようなネットワークを展開していきたいと思います。これまでのお客さまのご支援とご愛顧に心より感謝を申し上げるとともに、ここに集いますJ-AIR、JALグループの社員を応援していただけたら大変ありがたく思います」と感謝の気持ちを述べ、挨拶を終えた。
次に機長の餅原隆史氏がマイクを持ち「若いころに福島空港や伊丹空港で初めてCRJを見て一度乗ってみたいなという気持ちを持ったが、まさかこのような大役をいただくとは思っていませんでした」と無事に運航を終え、感動した様子でエピソードを語った。
セレモニー終了後には、記念撮影や職員によるCRJ200型機の機体へのメッセージ記入などが行なわれ、「ありがとうCRJ！」の掛け声とともにCRJ200型機は退役した。
