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沖縄観光コンベンションビューロー、2018年の「沖縄観光新春の集い」開催
翁長知事も出席。ミス沖縄2018の初仕事
2018年1月9日 11:45
- 2018年1月4日 開催
OCVB(沖縄観光コンベンションビューロー)の主催で1月4日に「沖縄観光新春の集い」が那覇市のパシフィックホテル沖縄で開催され、県内観光関連団体・企業をはじめ、沖縄選出の国会議員、県議会議員や歴代OCVB会長、沖縄経済団体会議など約900名が集まった。
新春らしく琉球舞踊「かぎやで風」で宴が開会。続く「寿の舞」では、「謹賀新年」「トランジット」「感動創造」「DMO」「北部観光振興」の書を掲げた。これらはOCVBが2018年に特に取り組んでいくとしている事業だ。そして沖縄伝統空手道振興会による空手演舞で力強く邪気を払い、新年を祝った。
続いて主催者を代表してOCVB 会長の平良朝敬氏が、「皆さまの協力のもと、2017年度入域観光客数の目標値950万人に向けて大きく期待がもてる状況にあります。2018年には那覇空港の国内線・国際線の連結ビルの完成、国内から海外へのトランジットの潮流のなか、那覇空港がハブ空港の役割を持ち始めるのではないでしょうか。クルーズ船の寄港回数も増加しており、2021年の目標である1200万人を達成する見通しを立てています。
また、2017年8月には日本版DMOの候補にOCVBが登録されました。感動、創造を指針に、ソフトパワーを県外に発信していきたいです」と挨拶した。
来賓を代表して沖縄県知事の翁長雄志氏から挨拶があった。「観光産業が好調であるのと合わせて、建設業や不動産、ITなど、横のつながりができてきたと聞いています。
海外を訪問すると、沖縄への注目度が高まっていることも感じています。2017年2月にはタイ直行便が就航、11月には2年前の約束であったシンガポールの定期便が就航しました。
沖縄の文化、ソフトパワーがアジアの入口に立った。日本とアジアの懸け橋の役割が見えてきたと。3月に沖縄空手会館が開館し、2018年8月には世界大会が行なわれることもうれしい話題です。離島を含めて、沖縄観光が輝いていると感じています」と語った。
続いて、ミス沖縄2018の3名が紹介された。彼女たちにとって、これが最初の公務となる。
スカイブルーの山城美希さんは、「選出大会から1カ月半、この日のデビューを目標に準備してきました。このコスチュームは、豊かな自然をモチーフにデザインされています。描かれている『さがり花』には、幸運が訪れるという花言葉があります。沖縄のさわやかな風のように、出会う人々に幸運を届けられるよう頑張ります」と挨拶。
コバルトブルーの宮平かなさんは、「私たちが着けているアクセサリーは、珊瑚ジュエリーです。赤珊瑚は1cm成長するのに何十年、何百年かかります。長く深い歴史を持つ沖縄に、1人でも多くの人が来てくださるようPRしていきます」と挨拶。
クリーングリーングレイシャスの末吉古都子さんは、「これまでのFacebookに加え、Instagramも始めて幅広い層にアピールしていきます。この気持ちを忘れずに、誠心誠意、皆さまの思いをたくさんの人に伝えていきます」と挨拶した。
そして彼女たちのエスコートで鏡開きへ。壇上には、翁長知事、内閣府沖縄総合事務局 局長の能登靖氏、那覇市 市長の城間幹子氏など10名が揃いの法被ぴをまとって登壇。会場からの掛け声とともに鏡開きを行なった。
乾杯の音頭では城間那覇市長が挨拶。「干支にはそれぞれが相場の格言があります。今年の干支は戌。『戌笑い』といって、相場のよい年回りです。格言どおり、さらなる活況となり、笑顔で過ごせる一年でありますよう」との言葉に続け、乾杯の発声を行なった。