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初便は往復満席に。ジェットスター・アジアの那覇~シンガポール線が就航。到着便を放水アーチで歓迎

「シンガポール経由で東南アジア諸国やオーストラリアへも低価格で」とパスパティCEO

2017年11月17日 就航

ジェットスター・アジア航空は那覇~シンガポール線を就航した

 ジェットスターグループにおいて東南アジアエリアでLCCネットワークを展開するジェットスター・アジア航空は11月17日、沖縄・那覇空港とシンガポール・チャンギ国際空港を結ぶ直行便を就航した。

 那覇~シンガポール線の使用機材はエアバス A320型機(180席)で、週3往復6便運航。運賃はエコノミークラスの「Starter」で片道1万200円から。

 就航当日、那覇空港国際線ターミナルでは記念式典が開かれ、シンガポール発の初便は放水アーチで歓迎された。

ジェットスター・アジア航空の那覇~シンガポール線

3K792便:那覇(08時55分)発~シンガポール(13時15分)着、月・金・日曜運航
3K791便:@@link|シンガポール(01時50分)発~那覇(08時00分)着、月・金・日曜運航

初便が那覇空港に到着。放水アーチで出迎えた

 到着ロビーでは横断幕が掲げられ、ミス沖縄2017コバルトブルーの町田満彩智さんや沖縄観光親善使節「花笠マハエちゃん」「マハ朗くん」らが初便の乗客を出迎え、記念撮影をする姿も多くみられた。

乗客を待つミス沖縄2017コバルトブルーの町田満彩智さん(右)や沖縄観光親善使節「花笠マハエちゃん」(中央)「マハ朗くん」(左)
横断幕を掲げての歓迎。到着した乗客には記念品が配布された

 その後、国際線ターミナル1階到着ロビーの特設ステージで、記念式典が開催された。ジェットスターグループ関係者をはじめ、沖縄県やOCVB(沖縄観光コンベンションビューロー)からも参列。多くの報道陣が集まり期待の大きさを感じさせた。

 ジェットスター・アジア航空 CEOのバラタン・パスパティ氏へ町田満彩智さんから花束が贈呈された。続いて沖縄県文化観光スポーツ部 部長の嘉手苅孝夫氏が、「シンガポールとは、産業・経済・観光・文化などさまざまな分野で交流を深めるため、2015年4月に沖縄県シンガポール事務所を開設し連携推進を図っています。

 今回、沖縄の海外路線にシンガポール便が加わることでシンガポールを中心とした東南アジア、ひいては欧州やオーストラリアなどからの経由便も含め、さまざまな地域から多くの方々が沖縄を訪れることを期待しています」と挨拶した。

町田満彩智さんからジェットスター・アジア航空 CEO バラタン・パスパティ氏へ花束が手渡された
沖縄県文化観光スポーツ部 部長 嘉手苅孝夫氏

 バラタン・パスパティCEOは、「本日、ジェットスター・アジア航空は、沖縄とシンガポールを結ぶ最初の航空会社となりました。うれしいことに、シンガポール発、沖縄発、双方とも満席になりました。

 シンガポールから沖縄への旅行はもちろん、沖縄の皆さまにはシンガポール経由で東南アジア諸国やオーストラリアなどへも、低価格で旅行してもらえるようになります」と挨拶した。

ジェットスター・アジア航空 CEO バラタン・パスパティ氏

 来賓の在日シンガポール大使 ルイ・タック・ユー氏は、「我々シンガポール人は、美しい風景、豊かな文化、最高のサービス、美味しい料理の揃った日本のあらゆるものが大好きです。昨今、日本を訪れるシンガポール人が急増しており、2016年は10人に1人以上の割合で日本を訪れています。これは2013年の倍であり、2017年はさらに増える見込みです。

 沖縄には美しいビーチがあり、スキューバダイビングやホエールウォッチングなどのマリンアクティビティが楽しめます。また、琉球王国時代の独特な文化遺産が存在します。今回、便利で低価格な直行便が就航したことで、さらに多くのシンガポール人やアジア諸国の人が沖縄を訪れるでしょう。同様に、多くの沖縄の方々もシンガポールを訪れてくれるでしょう」と期待を語った。

在日シンガポール大使 ルイ・タック・ユー氏

 挨拶のあとにはOCVB 専務理事の前田光幸氏は沖縄の伝統的な染色技法の紅型(びんがた)をモチーフにした絵皿を、バラタン・パスパティCEOはジェットスターのモデルプレーンをお互いに贈り合い、鏡開きを行なった。

沖縄観光コンベンションビューロー 専務理事 前田光幸氏(左)とバラタン・パスパティCEOが記念品を交換
参列者からの「よいしょ」の掛け声で鏡開き