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沖縄観光コンベンションビューロー、沖縄空手会館の指定管理者スタートほかを発表

OCVBの2月定例記者懇談会。OCVB会長の平良朝敬氏より航空自衛隊那覇基地への要望書提出の報告がなされた

 OCVB(沖縄観光コンベンションビューロー)は、2月定例記者懇談会において開催予定のイベントなどを発表した。

 また、平良朝敬OCVB会長より、1月30日に発生した航空自衛隊所属戦闘機の事故による那覇空港滑走路閉鎖について航空自衛隊那覇基地への要望書提出の報告がなされた。内閣府特命担当大臣へ提出した「沖縄観光振興プロジェクト」の提案についての報告もなされた。

 発表された開催・参加予定イベントは次のとおり。

「Be.Okinawa沖縄観光就職フェア in 台北」を開催

 沖縄県とOCVBは、3月4日に台北で「Be.Okinawa沖縄観光就職フェア in 台北」を開催する。急増する外国人入域観光客に対応し得る人材確保の課題解決の一つとして、語学人材の確保に取り組むもの。

 2016年11月27日に中国福建省で開催した就職相談会では、8大学より10名の内定が決まった。今回の就職フェアはそれに続く第2弾となる。

 沖縄本島より10社、離島より4社の出展が決定しており、日本語学習者をメインにより多くの語学人材獲得を目指す。

Be.Okinawa沖縄観光就職フェア in 台北

日時:2017年3月4日13時~17時
場所:TICC(台北国際会議中心)
出展企業:14社(沖縄本島10社、離島4社)
予定参加者数:100~150名
Webサイト:Be.Okinawa沖縄観光就職フェア

沖縄花のカーニバル「フォトコンテスト」など受賞作品決定

 沖縄県、OCVB、めんそーれ沖縄県民運動水深協議会は、「第34回沖縄花のカーニバル2017」のイベントの一環として開催していた「花メッセージコンテスト」および「フォトコンテスト」の受賞作品・受賞者を決定した。3月10日に沖縄県庁1階ロビーで表彰式を行なう。

「花メッセージコンテスト」は、沖縄県内小中学校を対象に花壇や造園などの素晴らしさを評価するもので、今回で25回目の開催。応募総数11校から、沖縄県知事賞やOCVB会長賞など6校が受賞した。受賞校は次のとおり。

沖縄県知事賞:石垣市立 新川小学校
OCVB会長賞:浦添市立 沢岻小学校
日本観光振興協会九州支部長賞:沖縄市立 高原小学校
色とりどりハーモニー賞(特別賞):中村村立 津覇小学校
沖縄タイムス社賞:与那国町立 与那国中学校
琉球新報社賞:那覇市立 天久小学校

 また「フォトコンテスト」は国内在住者が対象の写真コンテストで今回3回目の開催。カメラ部門、スマホ部門に加え、今回はSNSのInstagramから投稿するインスタグラム部門も設けた。

 カメラ部門・スマホ部門からはそれぞれ大賞と準大賞が決定。3月10日の授賞式で表彰される。インスタグラム部門からは大賞・準大賞がそれぞれ1点、入選5点が選ばれた。受賞作品は次のとおり。

カメラ部門(応募総数48点)

大賞:「緋寒桜とメジロ」(那覇市/14歳男性)
準大賞:「夕桜(ゆうざくら)」(那覇市/63歳女性)
準大賞:「癒やしのホウオウボク」(那覇市/54歳女性)

スマホ部門(応募総数27点)

大賞:「生きた松」(南風原町/31歳女性)
準大賞:「サンダンカに差す日差し」(糸満市/32歳女性)
準大賞:「歴史を背負った奇跡の木」(名護市/42歳女性)

インスタグラム部門(応募総数202点)

大賞:No.49「おきなわワールド」
準大賞:No.156「沖縄国際洋蘭博覧会」
入選:No.9「本部町八重岳」
入選:No.25「ひまわり IN 北中城」
入選:No.67「今帰仁城趾」
入選:No.116「ホテルムーンビーチのアトリウム」
入選:No.197「しおさい公苑」

 受賞作品は「沖縄花のカーニバル」Webサイトで見ることができる。

東京池袋で「サンゴの日記念 沖縄まつり」を開催

 沖縄県とOCVBは、3月5日の「サンゴの日」に合わせて東京・池袋のサンシャインシティで「サンゴの日記念 沖縄まつり in サンシャインシティ」を開催する。小学生を中心として低年齢層をメインターゲットに、「知る・触れる・学ぶ」をテーマとしたサンゴのイベント。

 サンゴの苗植え付け体験やクラフト体験、サンシャイン水族館飼育スタッフによるサンゴトークなどのほか、4日には「よしもと芸人によるお笑いライブ」、5日には人気バンド「HY」のスペシャルライブも行なわれる。

 沖縄県の各離島の海の魅力をアピールし、首都圏からの三世代旅行の需要促進を図る。また、サンゴの保全に対する関心を高めてもらうことも目的としている。

サンゴの日記念 沖縄まつり in サンシャインシティ

日時:2017年3月4日~5日
場所:東京・池袋 サンシャインシティ噴水広場(アルパ地下1階)

ムスリム観光客受け入れに向けた「まーさんムスリムレシピコンテスト」開催中

 沖縄県とOCVBは、東南アジア諸国からの誘客活動に伴いムスリム(イスラム教徒)の受入体制整備の一環として「まーさんムスリムレシピコンテスト」を開催している。

 ムスリムの人々は生活習慣や食生活に制限があるため、受け入れ体制の整備が必要である。特に食べ物では豚肉とアルコールが口にできないので、豚肉文化の沖縄料理もそれに対応したメニューが必要となってくる。

 同コンテストでは、豚肉とアルコールを使用しない料理を対象とし、ベジタリアン部門、肉料理部門、沖縄そば部門、お弁当部門、スイーツ部門の5部門でレシピを募集。書類審査、試食審査で各部門のグランプリ、準グランプリ、入賞作品を決定する。

 プロ・アマ問わず誰でも応募できるが、応募に際しては「おきレシ」への登録が必要となる。

 募集期間は3月9日まで。一次審査は3月15日、最終審査(試食審査)は3月22日に行なわれる。

まーさんムスリムレシピコンテスト募集チラシ

3月4日、沖縄空手会館が開館。OCVBが指定管理者に

 OCVBは、沖縄県豊見城市の豊見城城址公園内に3月4日に開館する「沖縄空手会館」の指定管理者として運営をスタートする。運営を通じて、空手発祥の地・沖縄を広くアピールしていく。

 同会館は、道場施設のほか展示施設やショップ、飲食店も設置され、空手関係者はもちろん、空手経験のない県民や観光客にも幅広く親しんでもらえる施設となっている。

 通年で行なわれる空手体験教室や、MICEなどのレセプションの開催、ヨガ&体操教室、映画上映などを企画しているほか、館内ショップでは会館限定のオリジナル切手の販売、空手関連グッズなども取り揃える。