ニュース

スカイマーク、新体制2周年を記念したプレゼント企画を9月29日の138便で実施

「2020年再上場のお約束もあり、社員一同がんばる」と市江社長

2017年9月29日 実施

スカイマークは新体制から2周年となる9月29日に搭乗客へのプレゼント企画を実施

 スカイマークは9月29日、新体制から2周年を記念した搭乗客へのプレゼント企画を実施している。

 プレゼント企画の対象になるのはスカイマークが運航する深夜早朝を除いた9月29日の138便。プレゼント内容は「ありがとう」のメッセージカードを添えたネスレのコーヒーが2杯分。さらに9月29日の搭乗客を対象に、マグカップやトートバッグが抽選で当たる企画も行なった。

羽田空港 第1ターミナル19番ゲートにおいて、新千歳(札幌)行きSKY711便の搭乗客にスカイマーク株式会社 代表取締役社長の市江正彦氏や、同社スタッフが搭乗客にプレゼントを手渡した

 スカイマークは経営破綻、上場廃止を経て、2015年9月29日に日本政策投資銀行出身の市江正彦氏を代表取締役社長に、インテグラル取締役の佐山展生氏を代表取締役会長に迎えた新経営陣でリスタートを切った。同社は2016年3月には、東京地方裁判所から監督命令の取り消しと民事再生手続きの終結決定を受けている。

 リスタートから2周年を迎え同社は、「『ありがとうの感謝を伝える』キャンペーン」と題した大規模なプレゼント企画を展開。スカイマーク 代表取締役社長 市江正彦氏は、羽田空港 第1ターミナル19番ゲートにおいて、同社のスタッフとともに新千歳(札幌)行きSKY711便の搭乗客にプレゼントを手渡した。

プレゼントの内容は、「ありがとう」のメッセージカッドを添えたネスレのコーヒーが2杯分

 囲み取材に対応した市江社長は、この2年間を「本当にあっという間でした。お客さまを大事にするということを、私も含めて社員一同が本当の意味で分かってきたかなと思います」と振り返った。

 過去に撤退した路線の復活については、同社が保有する「ボーイング 737-800型機が届く範囲。中国、台湾、韓国へのチャーター便から」と述べ、737-800型機を2018年以降3機増やす予定であるが、以後導入する機種については検討中であるとした。ただし大型機の導入は現状考えておらず、「シングルアイルで170名前後が乗られる、ボーイング 737 MAXシリーズやエアバス A320シリーズあたりになるのでは」と話した。

 最後に市江社長は、「毎日お客さまからお褒めの言葉もお叱りの言葉も頂戴し、信頼の回復には時間がかかり、まだまだ途上だと思います。社員一同で定時制の向上、サービスの向上にも一生懸命に取り組み、よい流れになっていると思います。2020年再上場のお約束もあり、社員一同がんばりますので、ご支援のほどよろしくお願いいたします」と述べた。