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JAL、伊丹空港に最上級ラウンジ「ダイヤモンド・プレミアラウンジ」を10月13日オープン

「JAL特製焼きカレーパン」や淡路島産タマネギ使用の「トマトスープ」など特別メニューを提供

2016年10月13日 オープン

JAL特製焼きカレーパンなどを提供するダイヤモンド・プレミアラウンジが伊丹空港にオープン

 JAL(日本航空)は10月13日、ファーストクラスの乗客や、マイレージプログラムの上級会員向けのラウンジ「ダイヤモンド・プレミアラウンジ」を伊丹空港(大阪国際空港)にオープンした。国内線ダイヤモンド・プレミアラウンジの設置は、2010年10月の羽田空港、2016年6月の新千歳空港に続く3空港目となる。

 対象となる利用者は、国内線ファーストクラスの乗客、JAL運航便の国際線ファーストクラスへ翌日午前2時までに乗り継ぐ乗客、JMB(JALマイレージバンク)ダイヤモンド会員、JGC(JALグローバルクラブ)プレミア会員、ワンワールドエリートステイタスのエメラルド会員。それぞれ同行者1名も利用できる。

 場所は2階保安検査場を抜けてすぐのところからアクセスできる3階部分。これまでサクララウンジとして運用していたエリアをダイヤモンド・プレミアラウンジとして提供する。18番搭乗口近くのサクララウンジは継続して提供している。

 一般エリア側にも入り口があり、ここでは対象利用者限定の保安検査場を2レーン設けている。ここを抜けて、エレベータで3階に上がれば、すぐにダイヤモンド・プレミアラウンジへアクセスできる。もちろん、保安エリア側からのアクセスも可能。営業時間は6時10分から最終便出発まで。

検査場を通過したあとの保安エリア側の入り口
一般エリア側の入り口。この先に2レーンの保安検査場を設けている
ダイヤモンド・プレミアラウンジの受付

 軽食メニューについては、他空港のダイヤモンド・プレミアラウンジでも提供している、国際線ラウンジの「JAL特製ビーフカレー」をベースにした具に、フォカッチャ生地で包み込んだ「JAL特製焼きカレーパン」のほか、伊丹空港のみで提供する、淡路島産タマネギを使った「ボルシチ風トマトスープ」が大きな特徴。味噌汁や、フランスのAOP(原産地保護)認定を受けたバタークロワッサンなどのパン、おにぎりなども、定期的に種類を変更しながら提供する。なお、JAL特製焼きカレーパンは11時30分からの提供となる。

 ドリンクは、ソフトドリンクや生ビール、ウィスキーに加え、伊丹空港のダイヤモンド・プレミアラウンジのみでキューサイの「青汁」が提供される。

国際線ラウンジで提供している「JAL特製ビーフカレー」のルーをベースに開発した具をフォカッチャ生地で包んだ「JAL特製焼きカレーパン」。11時30分から提供
淡路島産タマネギを使った「ボルシチ風トマトスープ」。終日提供
ボルシチ風トマトスープのほか、味噌汁も提供
フランスのAOP認定を受けているバタークロワッサンなどのパン類
おにぎり。定期的に種類を入れ替えて提供する
ソフトドリンク
緑茶も提供
コーヒーのドリッパー
ウィスキー
生ビールサーバー。取材時はサービスされていなかったがキューサイの「青汁」を提供するのも同ラウンジのみの特徴

 ちなみに、伊丹空港ではビジネス客が多いことから、ファーストクラス利用者や上級会員に向けた上級ラウンジのサービスを先行して提供することになった点で他空港のダイヤモンド・プレミアラウンジとは異なっており、施設の大きな改修は行なわず、設備類も基本的にはサクララウンジとして運用していたときのものを、そのまま使用している。

 変更されたのは、ダイヤモンド・プレミアラウンジの特徴である軽食の提供を行なうためのスペースを設置したことで、結果としてサクララウンジとして提供していたときの122席から、112席へと座席数が減っている。

 羽田空港や新千歳空港のダイヤモンド・プレミアラウンジはオープン時に施設のリニューアルが行なわれたが、伊丹空港についてはターミナル改修プロジェクトが進行中であることから、ラウンジの施設リニューアルはこのターミナル改修のスケジュールに沿って行なう方針。2019年頃を目処に、新たな施設としてリニューアルが行なわれる見込みだ。

左側の食事提供スペースを新設した
ソファなどの設備はサクララウンジとして提供していたときのものを利用している
ラウンジ内の様子
ソファのサイドテーブルにACコンセントを備える
ビジネススペースは3カ所設けている
クロークスペース
マッサージチェア