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JAL、3月2日リニューアルオープンする鹿児島空港 国内線サクララウンジ公開

ほぼすべての席にAC電源とUSB充電ポート装備

2018年3月2日 リニューアルオープン

3月2日にリニューアルオープンを迎える鹿児島空港の国内線サクララウンジ

 JAL(日本航空)は2月27日、鹿児島空港の国内線サクララウンジを3月2日にリニューアルオープンすることを発表した。2017年11月から3カ月にわたり改修工事を行なっていたが、オープンに先立ちラウンジ内部を報道公開した。

 鹿児島空港の国内線サクララウンジは、2階出発フロアの9番搭乗口付近にあり、6時30分から最終便が出発する20時30分ごろまで営業。JMB(JALマイレージバンク)のダイヤモンド会員、サファイア会員、JGC(JALグローバルクラブ)のプレミア会員、JALグローバルクラブ会員と、その同行者1名が利用できる。

 国内線サクララウンジとしては、新千歳(札幌)、那覇(沖縄)、広島、福岡に次ぐ5番目のリニューアルで、「日本のたたずまい」をデザインコンセプトに、日本の素材美を活かしながら現代的にアレンジした空間を提供する。

 インテリアには、地元鹿児島在住の現代美術家 戸高千世子氏の作品のほか、伝統工芸の薩摩錫器(さつますずき)、奄美泥染の生地、奄美大島 龍郷(たつごう)スミ千代柄の生地、沈壽官窯(ちんじゅかんがま)の焼物を設置。ラウンジ内には、桜島の火山灰を練り込んだシェードを採用するなど、鹿児島らしさも取り入れている。

地元鹿児島在住の現代美術家 戸高千世子氏の作品
ビバレッジカウンターの上にインテリアとして設置されている伝統工芸
薩摩錫器(さつますずき)
奄美泥染の生地(左)、奄美大島 龍郷(たつごう)スミ千代柄の生地(右)
沈壽官窯(ちんじゅかんがま)の焼物。沈壽官窯は400年以上続く薩摩焼の窯で、このサクララウンジのために特別に製作したもの。右側の焼き物には鶴が描かれている

 今回のリニューアルでは、以前ラウンジ内にあったトイレをなくし居室空間を増加。広さは約130m2、約40席だった座席数も従来の1.4倍の増席となっている。またほぼすべての座席にAC電源とUSB充電ポートを備える。なお、トイレについてはラウンジの外にある空港のものを使用する。

メインエリア。和紙で作られた照明が印象的
各席にAC電源とUSB充電ポートを設置
組み席としても使える
波と風を表わしたオブジェ
個別のテーブルが用意されたエリア
桜島の火山灰を練り込んだシェードが採用されている
コンセントは足下にある
ビバレッジカウンターの反対側に設置してある

 飲食サービスは、コーヒー(ドリップ式)、紅茶、ジュースなどのソフトドリンクと、焼酎やビールを用意。ビールは種類を増やし「キリン・一番搾り」「サントリー・プレミアムモルツ」「サッポロ・黒ラベル」「アサヒ・スーパードライ」の4銘柄を用意、また焼酎は地元鹿児島の芋焼酎3種類のうち1種類を提供する。

 おつまみは「おかき」のほか、国内線のサクララウンジでは初提供となる「バナナチップス」を用意している。なお、鹿児島空港の国内線サクララウンジでは、軽食の提供はない。

ビバレッジカウンター
ビールとソフトドリンクのディスペンサー。ビールは「キリン・一番搾り」「サントリー・プレミアムモルツ」「サッポロ・黒ラベル」「アサヒ・スーパードライ」の4銘柄を用意
地元鹿児島の芋焼酎
コーヒーはドリップ式変更
ミネラルウォーターやトマトジュースも用意している
おつまみ類。国内線サクララウンジでは初めてバナナチップスを提供