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NEXCO西日本、新名神 高槻JCT~神戸JCTの開通目標を2017年秋の部分開通に修正

有馬川橋橋桁落下事故への対応、8月5日に工事再開

2016年8月5日 発表

新名神 高槻JCT~神戸JCT間の開通目標

 NEXCO西日本(西日本高速道路)は8月5日、新名神高速道路 高槻JCT(ジャンクション)~神戸JCT間の有馬川橋の橋桁落下事故後の対応を発表した。当初、2016年度末の開通を目標としていたが、同区間内の高槻JCT~川西IC(インターチェンジ)を2017年秋頃に、残る区間を含めた全体の開通を2017年度末の開通へと目標を修正した。

 4月22日に同工区の有馬川橋の橋桁が落下した事故を受け、NEXCO西日本では工事を一時中断し、有識者による技術検討委員会を設置。6月19日に提出された委員会による中間とりまとめを踏まえて、施工業者である横河ブリッジが計画の見直しを行なってきた。

 その結果、橋桁の降下方法を、事故時に採用していた降下用受梁を用いた吊り下げ方式から、H形鋼などを井桁状に積み上げた架台である“サンドル”を用いて支える方式へ変更。委員会の了承も得たことから、8月5日に工事を再開した。

 直接的な影響がない高槻JCT~川西IC間においても、一部トンネル工事で地滑り対策などの施工工程見直しを実施する。

有馬川橋の橋桁降下方法を変更
トンネル工事での地滑り対策