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NEXCO中日本、新東名 浜松いなさJCT~豊田東JCTを2016年2月13日15時に開通

東名 三ヶ日JCT~豊田JCT間の慢性渋滞を8割減。所要時間60分短縮

2015年12月11日 発表

新東名 浜松いなさJCT~豊田東JCT間(延長55.2km)の位置図

 NEXCO中日本(中日本高速道路)は12月11日、新東名高速道路 浜松いなさJCT(ジャンクション)~豊田東JCT間(延長55.2km)を2016年2月13日15時に開通すると発表した。この開通により、東名高速道路 三ヶ日JCT~豊田JCT間の慢性的な渋滞を8割削減できる見通し。また、御殿場JCT~豊田JCT間は、東名高速が走行距離220km、所要時間180分に対し、新東名を利用した場合は、走行距離200km、所要時間120分と60分もの所要時間の短縮になる(所要時間は朝夕の平均速度から算出)。

開通により、東名 三ヶ日JCT~豊田JCT間の慢性渋滞を8割減
御殿場JCT~豊田JCT間は、東名高速が走行距離220km、所要時間180分に対し、新東名を利用した場合は、走行距離200km、所要時間120分と60分もの所要時間の短縮

 同区間は、切土のり面崩落対策工事の実施などにより、2014年度末の開通予定から2015年度末へと延期していたものの、要因となっていた対策工事がすべて完了。暫定4車線で開通し、将来的に6車線となる。また同区間には、新城IC(インターチェンジ)、長篠設楽原PA(パーキングエリア)、岡崎東IC、岡崎SA(サービスエリア)が設置される。

 他にも、発生が予想される南海トラフ地震対策としての交通網のダブルネットワーク形成や、東名で実施される大規模更新工事による交通への影響軽減、物流の効率化、岡崎東部工業団地や新城有海工業団地などへの工場立地の促進、奥三河地区への日帰り観光圏域の拡大などの効果が期待されている。

南海トラフ地震対策としての交通網のダブルネットワーク形成
東名で実施される大規模更新工事による交通への影響軽減
物流の効率化を支援
岡崎東部工業団地や新城有海工業団地などへの工場立地の促進
奥三河地区への日帰り観光圏域の拡大

(編集部:柴田 進)