ハワイ現地発
【ハワイ現地発】改装後のホテルにあるスピークイージーなレストラン&バー
2023年9月11日 12:00
ハワイではホテルのリニューアルラッシュが今も続いている。前回のオーシャンフロントのホテル内のレストラン&バーに続いて、今回は超穴場編。通りがかっても気付かない……英語では知る人ぞ知る「スピークイージー」と表現されるバーをこっそり紹介したい。
ひそかに注目されているのが、カラカウア通り沿いの主要ホテルとは一線を画して、山側のアラワイ通りやクヒオ通りにある小さなブティックホテル。以前は古い印象のあったこれらのホテルが次々と改装し、大変身を遂げている。
ホワイトサンズホテルの「HeyDay」
1957年に建てられ、大改装を経て生まれ変わった「ホワイトサンズホテル」。なかでも、隠れ家でありつつも、あまりに素敵で友人だけに教えたくなる……とささやかれているのが、外からは想像もできない空間にあるバー「HeyDay(ヘイデイ)」だ。
インターナショナルマーケットプレイスからさらにアラワイ運河に向かって歩いていくと、右手にホテルの入口が現われる。
ひたすら入口をまっすぐ進むとホテルの受付がある。そこには、長期滞在のサーファーにとっては欠かせない、その日の波の高さを書いたボードが置かれている。
そしてたどり着いたところがプールエリア。ほんの1分でワイキキとは思えない空間が出現する。パラソルとやデッキチェアが置かれていて、宿泊者がくつろいでいる。
そこにあるのが「HeyDay」。1960年代の古きよきハワイの時代にタイムスリップしたかのような茅葺き屋根のバーがある。
ノスタルジックな気分に浸りながら、イスをスイングさせながらカクテルを飲むのもよし、プールサイドでくつろぎながら一杯飲むのもよし、テーブル席で食事をするのもいい。
実はここはダウンタウンにある人気レストラン「Fete」を経営するチャック・バスラー氏と、料理界のアカデミー賞とされるジェームズ・ビアード賞を受賞したロビン・マイイ・シェフ夫妻がオープンさせたバー。地元の食材を使った繊細でクリエイティブな料理を、プールサイドで気軽につまめる一品として楽しめる。
旅行客に限らず、ステイケーションとして1週間滞在するローカルがいるなど、まさに地元に根差したホテル&バー。ちょうど今、HeyDayの2周年記念として、9月30日までの予約で(宿泊は12月21日まで)宿泊料金が17%~30%オフ(部屋による)、毎日HeyDayで使える30ドル券などが付くキャンペーンを実施している。詳細はWebサイトで見られる。
ウェイファインダー・ワイキキの「レッドフィッシュ・ポケバー」
続いて、こちらはアラワイ運河の目の前にあるホテル。こちらも大改装後、「ウェイファインダー・ワイキキ」と名前を変えてオープンした。外観は地味だが内装が粋で、足を踏み入れるとかなり好印象を受ける。
コーヒーと雑貨を扱う「B-サイド」やハワイの定番ポケを提供する「レッドフィッシュ・ポケバー」がオープンした。
「レッドフィッシュ・ポケバー」の奥にはカウターもあり、ここでトロピカルなカクテルやハワイの地ビールなどのメニューをオーダーできる。
ハワイアンスタイルアヒやしょうゆアヒなどスタンダードなものから、ゆず味噌アヒなどのクリエイティブなポケが揃う。宿泊者以外でも利用できるので、ワイキキのホテルで気軽にポケを食べられる穴場として知っておくと便利だと思う。
このほか、プールサードバー「ロスト・アンド・ファウンド」も新たにオープンし、カクテルとともにハワイならではのフムス&タロチップスなどの軽食も味わえる。プールの利用は宿泊者のみだが、プールサイドでの食事は誰でも可能なので、静かな隠れ家で軽く一杯カクテルを飲みにいくのもよさそうだ。
エキゾチックな雰囲気が漂うおしゃれなホテルとして生まれ変わったウェイファインダー内の最新スポット。まだローカルにもあまり知られていない。