ハワイ現地発
【ハワイ現地発】リニューアルラッシュ後のホテル。レストラン&バーに注目を!
2023年8月28日 12:00
ワイキキを歩いていると、新たなビルを建設していたり、ホテルの改装をしていたり、パンデミック以来、相変わらず工事が続いている。すでにリニューアルオープンしたホテルも多く、部屋だけでなく、レストランやバーも一新していて、それがなかなかよい! 宿泊者だけが使えるバーもあれば、誰でも利用できるレストランもあるので、今回は素敵に生まれ変わったダイニング&バーを紹介したい。
ツイン フィン ワイキキの「ココナッツ・クラブ」
カラカウア通りの一番ダイヤモンドヘッド寄りにあるホテル「アストン・ワイキキ・ビーチ・ホテル」は、数百万ドルをかけた大改装を終え、2022年11月に「ツイン フィン ワイキキ」と名称も変えてグランドオープンした。
この立地を120%活かしたダイニングが「ココナッツ・クラブ」。入口を入ると(というより外へ向かう出口のような感覚)、視界に広がるのは、これぞ世界のリゾートワイキキの絶景。海の青のグラデーションとそのなかに浮かぶサーファーたち、その向こうには青く広い空がどこまでも続いている。
右を見るとワイキキのホテル群も上から見下ろすことができる。
実はここは現在朝食だけを楽しめるダイニング。朝からこの美景をたっぷり満喫すれば素晴らしい1日になるに違いない。
朝食メニューは、カルーアポークベネディクト、ベーコンエッグチーズクロワッサン(大きなハッシュブラウン添え)、ピッグギリシャヨーグルトパフェから好きなものを選ぶ。フルーツとドーナツはビュッフェスタイル。コーヒーもセルフサービスでカプチーノなど数種類をワンタッチで作ることができる。
パノラマビューと朝食を堪能するためにこのホテルに宿泊する価値はある、と思うほどの気持ちよさを味わえる。ホテルの室内も改装済みで、決して華美ではないがカジュアルで景色もよく、1泊239ドル~(時期による)というからお値打ちだと思う。滞在中は毎日無料でビーチグッズ・レンタルを利用できるというサービスも好評という。
なお、ツインフィン・ワイキキとこの次に紹介するアロヒラニ・リゾート・ワイキキビーチなど同系列ホテルは、マウイ島火災で支援を必要としている家族のために100万ドルの寄付を集めることを目標に掲げるハイゲート・チャリタブル・ファンデーションに、ホテル予約1件につき10ドルを寄付している。
アロヒラニ・リゾート・ワイキキビーチの「ロングボードクラブ」と「マカナ・ラニ」
カラカウア通りにあってクヒオビーチが目の前の建つホテル「アロヒラニ・リゾート・ワイキキビーチ」。かつてのパシフィックビーチホテルで、数年前に大改装した。その後オープンしたのが、宿泊者の一部が利用できるクラブ「ロングボード・クラブ」。追加料金によりここへアクセスできるようになるので、ここはあまり混み合うことがない穴場となっている。
朝は6時から10時まで営業しているが、お勧めはサンセットタイム。オープン時間の16時はまだ少し暑い時間なので、地元ブリュワリーのホノルル・ビア・ワークスの生ビールで体を冷やそう。ワインセレクションも豊富。
日が沈んでくるとファイヤーピットに火が灯る。揺らぐ火を見ながら、チーズやとシャルキュトリーをつまみ、ホテルならではのサービスと独特のプライベート感を味わえる。
一方、しっかりたっぷり食べたい人にぴったりなのが「マカナ・ラニ・ア・ダイニング・エクスペリエンス」。ここはビュッフェが自慢のダイニング。
平日は朝食ビュッフェ(平日7時~11時)、週末はブランチビュッフェ(9時~14時)がイチ押しで、50種類以上。、ポケやシュリンプカクテル、サーモンなどの新鮮な魚介、プライムリブ、レチョン、オーダーメイドのオムレツ、パスタ、サラダ、フルーツ、ペストリー、デザートまでが並ぶ。エグゼクティブシェフはハワイの老舗ステーキの名店ハイズステーキハウス出身だけあって肉料理は素晴らしいのでぜひとも味わおう。なお、ディナービュッフェは水~日曜の17時~20時まで営業している。
部屋からはこんなサンセットを望めるので部屋でくつろぐ時間も確保しよう。
ワイキキビーチマリオット リゾート&スパのルアウショー「パイナ・ワイキキ」
最後も、カラカウア通り沿いという好立地に建つ「ワイキキビーチマリオット リゾート&スパ」。こちらは、2021年8月にリニューアルオープンした。全面改装には数百万ドルをかけている。ここで今年6月に新しくスタートしたのがルアウショー「パイナ・ワイキキ」。ワイキキでハワイの伝統文化に触れることができるのが魅力だ。
ルアウは、フラをはじめとしたポリネシアの踊りとともに、ハワイの伝統食を楽しめる宴会のこと。
ショーが始まるまでの間は、カクテルを飲んだり、タトゥー体験をしたりして楽しめる。
食事は、ビュッフェ形式。ハワイの食材を使ったロミロミサーモンやカルアポーク、フリフリチキン、ポイなどハワイの伝統の食事に舌鼓を打てる。
ショーでは、フラ・カヒコ (古代フラ)やフラ・アウアナ(現代フラ)のほか、ポリネシアの各島の踊りや、世界チャンピオンのファイヤーダンスまで全3時間。5歳の男の子による島内最年少のファイヤーダンサーのダンスも素晴らしかった。
このルアウショーは、月・水・金・日曜に開催されていて食事付きは170ドル(11歳以上、10歳以下は110ドル)。
ワイキキには大通りから離れた超穴場のホテルも驚くほどリニューアルして変身を遂げているので、次回は隠れ家ホテル&バーを紹介したい。