JALふるさとアンバサダー/応援隊に聞く地域愛

静岡・遠州の和栗プロジェクトにJAL客室乗務員が参加! 和栗を守り、美味しさを世界に広めるお手伝い

JALふるさとアンバサダーに地域の取り組みを聞いた。回答者は中部地区JALふるさとアンバサダーの利根川眞奈美さん

 全国各地に拠点を持つJALは、地域活性化の取り組みを継続的に実施してきており(現在は「JALふるさとプロジェクト」)、2020年8月には社内公募で選ばれた客室乗務員が現地に移住して、それぞれの地域での取り組みを推進する「JALふるさとアンバサダー」を発足しているほか、同12月には乗務しながら地域活性化に携わる「JALふるさと応援隊」を任命している。故郷や縁のある地域に対して、客室乗務員として培ってきた知見を活かした商品開発や地域課題の解決などを展開する狙いがある。

 今回お話を聞いたのは、中部地区で和栗プロジェクトに携わるJALふるさとアンバサダーの利根川眞奈美さん。

――取り組みについて教えてください。

 静岡県掛川市は、北部は八高山、南部は遠州に囲まれた自然豊かなまちです。かつては栗が豊富に栽培されていましたが、時代とともに減少し現在では最盛期の5分の1まで減少。高齢化、適正価格の矛盾、このような課題と向き合い、和栗を守るために2022年、「遠州・和栗プロジェクト」が発足しました。

 掛川栗をはじめとした日本各地の和栗の魅力を発信し、「WAGURI」ブランドの創設を目指すこの取り組みにJALも参画しています。

――この取り組みにはどのように関わっているのでしょうか。

 遠州・和栗プロジェクトの一環でさまざまな活動に参加しています。

 浜松駅にある遠鉄百貨店にて栗の催事のお手伝いや、掛川市の栗農園で行なわれた植樹祭にも参加しました。

 まずは地元の方に掛川栗を知ってもらう機会として、11月1日~7日に遠鉄百貨店で開催されたイベント「日本の味名品展『栗』特集」では、うなぎパイで有名な春華堂が製造した掛川栗を使った栗商品のPRをお手伝いしてきました。

春華堂スタッフの方と
朝採れ遠州掛川栗粉餅
栗むし羊羹

 また、和栗の生産量の増加を願い、11月13日に掛川市にある早川栗農園で行なわれた掛川栗植樹祭にも参加しています。

参加企業の皆さまと記念撮影

栗の大きさ比較体験するコーナー

会場で振舞われた焼き栗

――今後の展開・展望について教えてください。

 栗づくりを通じて、人と自然、人と人とのつながりが育まれること、そして品質が高く美味しい日本の食材にふさわしい対価が支払われるための活動に参加していきます。「WAGURI」を世界に誇れるブランドにするため、生産者・行政・民間企業が共通の想いのもと、積極的な成長を追い求め挑戦していきます。日本航空は国内だけでなく、世界に向けても和栗の魅力を発信し続けていきます。

――旅行者に向けてメッセージをお願いします。

 静岡県に訪れた際には、掛川市から電車で約30分の浜松市にも足を延ばしてみてはいかがでしょうか。

 皆さまは浜松市にあるうなぎパイで有名な春華堂のスイーツバンクをご存じですか。13倍スケールのダイニングテーブルや椅子、ショッピングバックのオブジェが並び、まるでこびとの世界に迷い込んだような体験ができます。訪れるだけでワクワクする大人気のお出かけスポットです。栗をはじめ、地域、季節の食材を使った目でも楽しめる映えスイーツが販売されています。静岡といえば、美味しい日本茶、うなぎなどを思い浮かべる方も多いかと思いますが、ぜひ美味しいスイーツも浜松で堪能してください。

スイーツバンク外観
スイーツバンク内観
スイーツバンク 販売商品(一例)