JALふるさとアンバサダー/応援隊に聞く地域愛
YOSHIMI×JALふるさとアンバサダーコラボ企画「焼きとうきびサンド」
2023年12月20日 06:00
全国各地に拠点を持つJALは、地域活性化の取り組みを継続的に実施してきており（現在は「JALふるさとプロジェクト」）、2020年8月には社内公募で選ばれた客室乗務員が現地に移住して、それぞれの地域での取り組みを推進する「JALふるさとアンバサダー」を発足しているほか、同12月には乗務しながら地域活性化に携わる「JALふるさと応援隊」を任命している。故郷や縁のある地域に対して、客室乗務員として培ってきた知見を活かした商品開発や地域課題の解決などを展開する狙いがある。
今回お話を聞いたのは、北海道で焼きとうきびサンドに携わるJALふるさとアンバサダーの關口珠子さん。
――取り組みについて教えてください。
「食を通じてお客さまにenjoyしていただきたい」というYOSHIMIの思いと、「北海道の1次産業を6次産業につなげることで、北海道の食の魅力を届けたい」というJALふるさとアンバサダーの思いが重なり「焼きとうきびサンド」を考案しました。
11月20日に発売された「焼きとうきびサンド」は、北海道産のとうもろこしとジャガイモを贅沢に使用したサンドイッチで、洋食レストランを経営するYOSHIMIが商品の監修を担当し、食材の提案と企画をJALふるさとアンバサダーが担当しました。
――この取り組みにはどのように関わっているのでしょうか。
「焼きとうきびサンド」は、JALふるさとアンバサダーが企画や食材の提案を行ない、北海道産のとうもろこしと、「さやか」という品種のじゃがいものポテトサラダ、アクセントにハムを使用しています。焼いたコーンバターの香ばしい風味は、夏の爽やかな季節に札幌・大通公園で食べたとうきびワゴンの焼きとうきびを思わせ、ポテトサラダとの相性も抜群です。片手で食べやすい大きさで、北海道産の美味しい野菜を手軽に食べられます。
北海道といえば日本を代表する農産物＝食材の宝庫ですが、少子化や環境変化により農業の担い手は年々減少しているそうです。
少しでも多くの方に北海道産の野菜を食べていただき、北海道の第1次産業を応援したいという願いを込めて食材を提案させていただきました。
また夏場に収穫されたとうきびを加工することで、食品のロスを減らし、年間を通して旬の味わいをお楽しみいただけます。
――今後の展開・展望について教えてください。
新千歳空港JAL PLAZA中央ゲートショップ・14番ゲートショップにおいて、JALふるさとアンバサダーによる販売応援キャンペーンを実施いたします。
この機会にぜひ、ご賞味ください。
JALふるさとアンバサダーによる販売応援キャンペーン実施日程
・2023年12月23日9時～11時30分
・2024年1月12日9時～11時30分
――旅行者に向けてメッセージをお願いします。
札幌・大通公園の夏の風物詩といえば、香ばしい香りにそそられるとうきびワゴンをイメージされる方は多いのではないでしょうか？
あまり知られていないのですが大通公園には北海道にゆかりのある詩人・石川啄木の石碑があります。その石碑には「しんとして幅廣き街の秋の夜の玉蜀黍（とうもろこし）の焼くるにほひよ」と刻まれています。啄木が札幌に滞在したのは1907（明治40年）9月と言われていますが、そのときの札幌の印象を詠んだ処女歌集「一握の砂」のなかの一首だそうです。
にぎわいのある北海道の短い夏が過ぎ、秋になりしんと静かになった大通公園に漂ってくる焼きとうもろこしの香ばしいにおいを嗅ぐことにより、啄木は過ぎゆく時の流れに想いをはせたのでしょうか。
今も人気の札幌・大通公園のとうきびワゴンはおよそ1世紀もの歴史があるのは驚きです！
札幌では、現在、ホワイトイルミネーションが点灯され、札幌の街並みを幻想的に彩っています。大通公園は年間を通してさまざまなイベントが盛りだくさんで、訪れたことのある方も多いと思いますが、このような歌碑が設置されていたことはご存じでしたか？
何度訪れても新たな発見のある北海道。知られざる魅力を発見しに、北の大地へ足を伸ばしてみませんか？
「札幌・大通公園」のにぎわいを彷彿とさせる「焼きとうきびサンド」の味わいを新千歳空港を飛び立つ際に、眼下に広がる広大な大地の風景とともにお楽しみください。
