旅レポ

道の駅に隣接する「フェアフィールド・バイ・マリオット・京都みなみやましろ」に泊まってきた。お茶づくしグルメも紹介

「道の駅 お茶の京都 みなみやましろ村」で販売している村茶スイーツ(詳細は後述)

 フェアフィールド・バイ・マリオット 道の駅プロジェクトは、道の駅に隣接する全国29の宿泊施設(ホテル)を展開している。

 2021年開業の「フェアフィールド・バイ・マリオット・京都みなみやましろ」と2022年開業の「フェアフィールド・バイ・マリオット・奈良天理山の辺の道」を中心に、京都・奈良の周辺地域を巡るメディアツアー(2泊3日)に参加してきたので、本稿では京都編として1日目の様子をお届けする。

フェアフィールド・バイ・マリオット・京都みなみやましろ(左)、道の駅 お茶の京都 みなみやましろ村(右)
1日目は「フェアフィールド・バイ・マリオット・京都みなみやましろ」に宿泊
道の駅に隣接する全国29の宿泊施設(ホテル)を展開している
各ホテルでスタンプを集めると、ご当地品やMarriott Bonvoyのポイントがもらえる

まずは道の駅 お茶の京都 みなみやましろ村の物販コーナーへ

 最初に訪れたのは、フェアフィールド・バイ・マリオット・京都みなみやましろの隣にある「道の駅 お茶の京都 みなみやましろ村」(京都府相楽郡南山城村北大河原殿田102)。

 2024年発売の晋遊舎ムック「道の駅 最強ランキング」では、全国1200施設のうち第1位を獲得。年間来場者数は約60万人としている。

道の駅 お茶の京都 みなみやましろ村

所在地: 京都府相楽郡南山城村北大河原殿田102
駐車場: 普通車83+40台、身障者専用2台、大型車15台
定休日: 6月第3水曜日・12月第2水曜日
営業時間:
[のもん市場]9時~18時
[村民百貨店]9時~18時
[つちのうぶ]モーニング8時~9時30分(土日祝は7時30分~)、ランチ11時~16時
[村茶屋]9時30分~17時

 物販エリア(のもん市場・村民百貨店)では、南山城村特産のお茶「村茶」を使ったプリンやパウンドケーキ、どらやきほかスイーツ、和紅茶「やぶきた」「べにふうき」、とれたての野菜、店内手づくりオカン弁当などを展開していた。

道の駅 お茶の京都 みなみやましろ村
とれたての野菜も豊富に取り扱っている
村茶を使ったスイーツや茶そば。一部はレストランでもいただける
冷蔵の豆腐や湯葉、お酒など
冷凍のジビエ(鹿・猪)

レストラン・テイクアウト型店舗のメニュー

 レストラン「つちのうぶ」では、抹茶そば・抹茶ドレッシングのサラダ・抹茶天重・季節の小鉢と甘味がセットになった「お茶づくし御膳」(1600円)をはじめ、3日間じっくり煮込んだ「村カレー」(900円~)、ジビエ料理「山城鹿の陶板焼き」(2300円)を提供している。

 この駅いちばんの人気商品は、テイクアウト型店舗「村茶屋」の「村抹茶ソフトクリーム」(コーン・カップ各430円)。玄米団子を抹茶・ほうじ茶たれにつけた「ちゃたれ~だんご」(1本180円~)も季節限定で用意している。

 これらのスイーツを一度に楽しみたい人は「冷やしぜんざい」(800円)、あるいは団子がほんのりあったかい「ちゃたれ~だんごソフト」(各600円)がお勧めだ。

 記者はランチのあとに冷やしぜんざいを実食したところ、あんこ+団子+ソフトのトリプルパンチでそこそこきつかったので、2~3人でシェアするのがよいかもしれない。

レストラン「つちのうぶ」
店内飲食のメニュー
お茶づくし御膳(1600円)
冷たいそばも選べる
テイクアウト型店舗「村茶屋」
メニュー
暖かい季節は外で食べるのもお勧め
冷やしぜんざい(800円)
村抹茶ソフトクリーム(430円)。後ろに写っているのは「ちゃたれ~だんごパフェ」(980円)

南山城の村茶って? 実際に茶葉を摘み、その場で飲んでみた

 午後は「村茶」への理解を高めるため、ベストシーズンの茶畑を見学。一般見学は作業の都合で難しいとのこと。

 今回はフェアフィールド・バイ・マリオットを通じたプライベートツアーとして、参加者同士で茶葉を摘んで1つに集め、ほぼ加熱していない状態のお茶を飲んでみたり、蒸した葉を醤油であえてそのままかじったりした。

 蒸し時間が短いお茶は、芝生に顔から飛び込んでいた子供のころを思い出すような味だが、何度も茶葉を手で揉んだり蒸したりすると、苦みや青臭さがコクや香りに変わっていく。醤油であえた茶葉は少し独特な香味野菜のようで、よくかむとほんのりお茶の風味を感じられるのが新鮮だった。

南山城の茶畑
ほぼ洗っただけの茶葉だと“緑”の味
茶葉を手で揉んだり蒸したり
醤油であえてみたり
あらためて加工されたお茶を飲み、奥行きのある味に驚く

フェアフィールド・バイ・マリオット・京都みなみやましろに宿泊

 京都府唯一の村・南山城にあり、道の駅 お茶の京都 みなみやましろ村に隣接するホテル。奈良・滋賀・三重との県境も近く、体験型企画「街はテーマパークだ! リアル桃太郎電鉄~ホンマの京都・万博編~」第1弾 学研都市線・関西線ルートのゴール地点「月ヶ瀬口 まち駅」に選ばれている(7月10日まで)。

 客室のデザインや設備は、ほかの「フェアフィールド・バイ・マリオット 道の駅プロジェクト」とほぼ同じ。洗面台の鏡は向きを自由に調整できるので、シャワーを浴びたあと・朝起きて身支度するとき、いずれのシーンでもすぐ使いやすいのがありがたい。

 ホテル内にレストランはないため、夕食は道の駅(レストラン16時、物販18時まで)か、周辺施設を利用しよう。または1階のキッチンスペースで、道の駅で買った食材を調理することも可能だ。

 この日の夕食は「田楽座わかや」(三重県伊賀市上野西大手町3591)で、とうふ田楽や生湯葉の刺身、伊賀牛ステーキなどのコース料理をいただいた。

フェアフィールド・バイ・マリオット・京都みなみやましろ

所在地: 京都府相楽郡南山城村大字北大河原小字殿田105
アクセス: 京奈和道 木津ICからクルマで約30分、JR月ヶ瀬口駅から徒歩で約10分
客室数: 全50室(ドッグフレンドリールームあり)

フロントデスク
ロビーラウンジ
マーケットプレイス(ショップ)
電子レンジやシンクがあるので、簡単な調理も可能
カフェコーナー
キングルーム(25m2、ベッド幅180cm×1台)
引き戸で部屋を仕切ることができる
着替えなどを置くのにも便利なソファ
ウェルカムスイーツとカフェコーナー
鏡の向きは360度自由に変えられる
拡大鏡も付いている。手に持っているのは客室のカードキー
メイク落とし(クレンジング)はあるけれど、麺棒やコットンはないので持参しよう
トイレ
シャワー(湯船はなし)
姿見
ハンガーをかけるところがたくさんある(客室の定員は1~2名)
ベッド横の小デスク。向かって右側にもACコンセント×1、USB Type-A×1があったので、充電スペースの取り合いにはならないはず
夕食時に訪れた「田楽座わかや」
とうふ田楽や生湯葉の刺身、伊賀牛ステーキなどのコース料理をいただいた
編集部:丸山花梨