旅レポ
深緑に囲まれたプライベートヴィラで過ごす癒やしの休日が最高過ぎた! ~森のバリ・ウブド編~
2024年9月15日 12:00
ガルーダ・インドネシア航空主催の視察ツアー、最後は芸術の村・ウブドのホテル編です。
ウブド王族が経営するピタマハグループのホテル「ピタマハ リゾート&スパ」と「ザ ロイヤル ピタマハ」に1泊ずつしてきました。
ここは気持ちのいい風の通り道! 渓谷に佇む「ピタマハ リゾート&スパ」
まずは、オス川沿いの渓谷に佇むヴィラリゾート「ピタマハ リゾート&スパ」です。車寄せからエントランスをくぐりホテルに入った瞬間に目の前に飛び込んでくるのは、万緑迫りくる圧巻の渓谷ビュー! 海もいいけれどやっぱり森も好きですわ~♪と、ワクワクしながら案内されたヴィラへと降りていきました。
ピタマハ リゾート&スパには、全部で24棟のヴィラと、8月に完成したばかりの2階建てルームタイプのスイート「Valley Suite」16室があります。新しいValley Suiteはヴィラよりリーズナブルなので、料金を抑えたい人にお勧め。宿泊者専用プールにアクセスしやすい場所に建てられています。
そんなピタマハでは、手入れが行き届いた敷地内の小路がとても印象的でした。フロントやレストランに行くときや、メインプールに向かうときなどに必ず歩くことになるのですが、南国の植物や花、鳥の鳴き声に癒やされっぱなし! 塀の淵を走り回ったり、木から木へとジャンプするリスの姿もたびたび見かけました。
今回は贅沢にも1人で2ベッドルームヴィラを利用。1階と2階それぞれにベッドルームとバスルームを備える、ピタマハで3棟のみの大きなヴィラで、なんとプライベートプール付き! プールでひと泳ぎしたら、ベランダに腰を下ろして本を読んだり、ソファでお昼寝したりと、ここでは究極のおこもり体験ができちゃいます。
さて、毎晩あちこちでバリの伝統舞踊公演が行なわれているウブド。金曜だったこの日は、日本にもファンの多い「ティルタサリ歌舞団」の定期公演を観に出かけました。表現力豊かな踊りと演奏からなるステージは、さすが世界的に有名な歌舞団! かぶり付きで存分に魅了されて帰ってきました。
朝です。待ちに待った朝食の時間です! なぜそんなに楽しみだったかというと、ヴィラまで朝食を運んでくれるサービスをお願いしていたからなのです。約束の7時半に、蒸籠のような入れ物を持ったホテルスタッフさんが、例の小路を向こうから歩いてきました(わざわざ撮りに行った)。
ピタマハでは、レストランでビュッフェ形式の朝食を取ることもできますが、どうせならとオーダーしたヴィラでの朝食。今回のウブド滞在で一番の思い出になりました。ちなみにレストランで食べてもヴィラで食べても料金は変わらないので、1日目はレストランで、2日目はヴィラでといったチョイスを楽しむといいかもしれません。
ウブド中心地から少し離れた静かな立地、温かいホスピタリティ、広過ぎず、こじんまりとした規模感が、ピタマハの個人的に気に入ったポイントです。お友達やカップルでの滞在はもちろんですが、誰にもジャマされずに過ごしたい一人旅向きでもあります。
ウブドで一番歴史のあるホテル「ホテルチャンプアン」
チェックアウト後に、同グループが運営する「ホテルチャンプアン」も内覧することができました。創業は、バリ島がまだオランダ植民地時代だった1928年! ウブドのホテルの歴史はここから始まったと言われている老舗リゾートです。現在は長期滞在のオーストラリア人やヨーロピアンに特に人気とのこと。宿泊していたピタマハからは、ウブド中心部方面に900mほど下った場所にあります。
ウブドの街をジャランジャラン
昼間はウブドの街を散策してみました。私が前回バリ島を訪れたのはコロナ前の2017年。たしかそのときも“ウブドにスタバが!”と驚いたものですが、さらに7年経った今のウブドは、ドアのある冷房完備のおシャレなショップがたくさんあってびっくり!(※ウブドに連続で来ていた約20年前と比較しています)
改めて時代の流れを感じつつも、歩道が狭くて足場がわるいのは変わらないな~という印象。ウブド散策には歩きやすい靴が必須です!
最高級の風格漂う「ザ ロイヤル ピタマハ」でウブドならではのウェルネス滞在
さて、いよいよ今回のインドネシア旅のハイライトが近づいてきました。ここからご紹介するのは「ザ ロイヤル ピタマハ」です。前述した「ピタマハ リゾート&スパ」の姉妹ホテルで、創業は2004年。ウブド中心部からは7kmほど離れた、アユン川沿いの渓谷に建つ最高級のラグジュアリーヴィラリゾートです。
高低差のある広い敷地内に全76棟のヴィラが点在する「ザ ロイヤル ピタマハ」。そのなかで今回宿泊したのは、レセプションから一番遠く、敷地内の一番低い場所に建つ「アユンヒーリングヴィラ」です。
10棟あるというアユンヒーリングヴィラは、ウェルネスの理念に基づいてデザインされています。ほかのヴィラとの大きな違いは、プールを見渡せる半屋外のリビングスペースがあること。私もこの気持ちのいいスペースがすっかり気に入って、よくボーッと景色を眺めていました。
とことん寛ごうと、デイベッドでだらだらとマンガを読んでいるだけでしたが、やっぱりお腹は空きます。ロイヤル ピタマハには、デワタラウンジなどいくつかダイニングがありますが、やはり値段は少々お高め。そこでオススメなのが、2021年にオープンしたというレストラン「タマンデダリ」。です。
メニューが豊富で、しかもリーズナブルに気取らず食事を楽しむことができた「タマンデダリ」は、ロイヤル ピタマハに泊まっていなくてもわざわざ行ってもいいと思うレストラン。ホテルエントランスから150mほど坂を上がった敷地内にあります。
バリ島最終日の朝は、8時から開催しているヨガクラスへ。ほかのゲストと一緒に、川の音をBGMに1時間たっぷりと身体を動かしたウェルネスな朝でした。
ガルーダ・インドネシア航空のデンパサール発~成田行きは深夜0時20分発なので、12時のチェックアウト後にスパ予約を入れるゲストも多いそう。今回私は1時間のバリニーズマッサージを受けてきましたが、丁寧なカウンセリングから始まって、身体の状態に沿ったきめ細かいサービス&施術に大満足! 後半は記憶がないほど心地よくて、全身すっきりしました。
また、アユンヒーリングヴィラのあるアユン川のほとりの「アユンオーガニックレストラン」もチェックアウト後のランチやティータイムにお勧め。まわりにはオーガニックのフルーツや野菜を作るファームがあって、遊歩道の散策も楽しめるエリアです。
ちなみに、前述したピタマハとロイヤル ピタマハでは、 プリルキサン美術館まで無料シャトルバスを運行しています。
長年憧れだったウブドのプール付きヴィラに泊まって、これ以上ないというほどの贅沢な休日体験することができた今回。目にも身体にもココロにも優しい、神秘的とも思えるウブドの自然の尊さを感じた3日間でした。