旅レポ
シンガポール航空の新ラウンジに初潜入。プライベート感あふれる静寂にバー&ビュッフェ。一度は行きたい憧れ空間!
2023年4月3日 06:00
ファーストクラスやビジネスクラスなど上級クラスへの搭乗や、繰り返し搭乗して会員ステータスを上げることで利用できるエアライン独自の空港ラウンジ。
出発まで静かにくつろげるほか、シャワーやフリーの食事など、飛び立つまで有意義な時間を過ごすことができる。シンガポール航空は、2022年5月にチャンギ国際空港の同社ラウンジを全面リニューアル。コロナ禍での大規模改装として話題になりました。今回は、公式取材としては日本メディア初! 新たな旗艦ラウンジへ足を運んでみました。
クリスタルが輝く“バティックウォール”がお出迎え、新ラウンジはプライベート感満載なんです
今回訪れたのはチャンギ国際空港第3ターミナルのトランジットエリア内に位置する「シルバークリスラウンジ」。長さ13m、クリスタルガラスで作られた105個の花と葉、そして2626個ものドットが散りばめられた“バティックウォール”がエントランスの目印です。
エントランスへ到着すると、プライベート・ファーストとビジネスの入り口がはっきりと分かれていることに気づくはず。左側に進み、早速同社ラウンジ最高峰の「ザ・プライベート・ルーム」へ。
ロビーエリアへと向かうとラリック製のライト・ドームがお出迎え。最大78名までくつろぐことができる専用エリアはたっぷりサイズのソファやテーブルを手前に、奥にダイニングを完備。
ダイニングでは、レストラン同様に好みのメニューをオーダーして味わえるうえ、セラーにはこだわりのワインからシャンパンまで勢揃い。ゆったりとフライトまでの時間を過ごすのにベストな環境が整っています。
出発まで、よりプライベートに過ごしたいならデイルームの利用がお勧め。全4ブース。ベッド付きとポルトローナ・フラウのリクライニング・アームチェア&デスクのみが各2部屋ずつ。
なお、総大理石のシャワールームの利用もお忘れなく。シャンプーやボディソープはシンガポールのウェルネスブランド・COMO SHAMBHALAのもの。アメニティもホテル同様の充実度です。
ファーストクラスは印象的なバーカウンターで一杯
続いては、お隣のファーストクラス向けラウンジへ。こちらのラウンジを象徴するのがアクアティックジンジャーの花をイメージした119個のオリジナルのライトが散りばめられたクリスタルバー。じっくり見ていると光が揺らぎ、よりリラックスした空間演出をしているのが分かります。
「ザ・プライベート・ルーム」がディープでクローズ、そして静かな空間だったのに比べ、こちらは若干開放感溢れる空間。もちろん個を大事にしながら、リラックスできる場所となっているのでご安心を。
食事はビュッフェスタイルで。ライブ・クッキング・ステーションで常駐するシェフに食事をオーダーするのもOK。
ビジネスクラスは、ランプエリア横の機体を眺めながら楽しめる空間
スイートやファーストは雲の上でも、コロナ禍を経てプレエコに上乗せすれば手の届く価格でもある“今現在”のビジネスクラス。ある意味、体験するなら今がチャンス!とも言える現状。そんなビジネスクラス向けラウンジは、さらに自然光が溢れる場所でした。
以前に比べ20%拡張したラウンジはエリアごとに分かれており、静かな休憩エリア、ビュッフェが利用できるメインダイニングホールエリア。個人用の作業用ポッドも完備するリビングルームエリア、さらに軽食が手軽に食べられるコートヤード・スタイルエリアの4つ。
カジュアルに使いやすい「クリスフライヤーゴールドラウンジ」もチェック
なお、ラストは帰国便でも利用した「クリスフライヤーゴールドラウンジ」。こちらはクリスフライヤー・エリートゴールド会員またはスターアライアンス・ゴールド会員で、シンガポール航空・スターアライアンス運航便で出発する場合に利用ができます。
リニューアルにより従来の約2倍のスペースを確保。セルフビュッフェが楽しめ、TWGの紅茶、飲茶やラクサなどメニューも豊富。
ちなみに足元は絨毯の段差をなくし、よりスーツケースがスムーズに移動できるようになったとのこと。シャワー室も完備しているので、1日遊んで夕方以降の便に乗る場合でもさっぱりして帰国の途につけますよ。