旅レポ

ドバイの楽しみ方その3。世界中から美味しいものが集まる国際都市で美食三昧!

ドバイメディアシティで開催された「テイスト・オブ・ドバイ」。ステージでは音楽祭も

 ドバイ政府観光・商務局主催のプレスツアーで訪れた、初めてのドバイ。

 最終回の今回は「食」にフォーカスした内容でいくつかの最新スポットやレストランをご紹介します。実は近年、ミシュラン星を獲得した世界各国のレストランは2軒目をドバイに出店するという流れがあるのだそう。世界最大のハブ空港を持つ国際都市ドバイは、厳選された最高級食材が集まるだけでなく、最高のシェフたちも世界中から集まってくるのですね。

イスラム圏なのに堂々と屋外でビールが飲める! 「テイスト・オブ・ドバイ」

試食もあちこちで

 毎年開催されている食のイベント「テイスト・オブ・ドバイ」。今年は3月7日~9日に開催されました。ドバイで人気のレストランのメニューが試食できたり、世界的に有名なシェフのライブクッキングが見られたり、料理教室があったりと盛りだくさんの内容で、毎年人気のグルメイベントです。会場のドバイメディアシティには週末を芝生の上で過ごす親子連れの姿が多く見られたのが印象的でした。

それぞれのブースの造りも凝っていて、見て歩いているだけで楽しい♪
御本人には会えませんでしたが、和食の松久信幸シェフのパネルを発見! ラグジュアリーホテル「アトランティス・ザ・パーム」内にある高級和食レストラン「NOBU Atlantis(ノブアトランティス)」のブース
お店のお姉さんかっこいい
オーガニック・ハニーのテイスティング

 この「テイスト・オブ・ドバイ」で個人的に何が一番印象深かったかと言いますと、ずばり、屋外で生ビールが飲めたこと! ご存じのとおりイスラム圏のドバイでは、アルコールを飲む機会や場所が制限されますが、この「テイスト・オブ・ドバイ」は例外でした。青空の下でゴクゴクゴクっと飲んだ一杯の美味しさは今でも忘れられません。

ビールを待つ行列
ちなみに1杯900円くらい

「テイスト・オブ・ドバイ」のチケットはスタンダードとVIPの2種類あって、入場料のみのスタンダードは95ディルハム(約2850円、1ディルハム=約30円換算)。VIPラウンジが使えて、参加レストランで交換可能な3枚のフードバウチャーや2ドリンク券が込みのVIPチケットは285ディルハム(約8550円)となっていました。ドバイの旬の食に興味のある方は来年ぜひ! 1年のなかでも一番よい気候のシーズンに開催されるイベントです。

美しいビーチ沿いで開催される「ドバイ・フードフェスティバル」

食の祭典をもう1つご紹介

「ドバイ・フードフェスティバル」は毎年2月~3月に開催される美食の祭典。ドバイにある高級レストランの3コースの料理を199ディルハム(約6000円)で超お得に楽しめたりする「レストラン・ウィーク」もこのフェスティバルの一環で、今回は2月21日~3月9日までの17日間行なわれた「ビーチ・キャンティーン(Beach Canteen)」を訪れることができました。会場は青い海がまぶしいサンセットビーチ沿いに設けられていて、とっても開放的な気分になれましたよ。

白い砂と青い海が目の前に広がる会場
のんびりと国際色豊かなお料理を楽しんでいる人たち。なんて平和な光景!

 会場にはカレーなどのインド料理、ポケボウルを売っているハワイ料理、なじみのある中華料理など各国料理のフードトラックがずら~っと並んでいて、どれを食べようか本気で悩みます。和食もあったので興味本位でオーダーしてみることに。

 1つは「OKONOBANYAKI(おこのばんやき)」というミョーなネーミングの付いた代物で、スイーツっぽい見た目と味のギャップが斬新な一品でした。当たって砕けろな精神で挑んだ「ラーメン」は、人参の存在感があり過ぎてラーメン感ゼロ! それでも4、5人でいろんなお料理を囲んでワイワイと楽しんだ時間はよい思い出になりました。

さまざまなフードトラックが並ぶ「ビーチ・キャンティーン」の会場
ソーセージのいい匂いに誘われる~
皆で食べたものいろいろ。左上が「OKONOBANYAKI(おこのばんやき)」というナゾの食べ物
勇気を出してオーダーしてみた「ラーメン(L)」
ハワイ風のドリンク
それにしてもドバイの海はキレイですわ~
ちょっと微妙なドバイのゆる(くない)キャラ発見

ドバイの新ビーチエリア「ラ・メール(La Mer)」は、お買い物も楽しめる“映え”スポット

2019年春にオープンしたばかりの人工島、ブルーウォーターアイランドでは世界一の高さの観覧車「エイン・ドバイ」を現在建設中

 ラ・メール(La Mer)は、すぐ隣に高層ビルが立ち並ぶドバイの新ビーチフロント。2017年秋にオープンしたばかりの注目エリアです。パラソルやカバナがゆったりと置かれていてなんだかとってもセレブな雰囲気。まるでヨーロッパのビーチリゾートのような光景でした。

ビーチの反対側の景色はこんな感じ
ビーチを楽しむ人たちでいっぱい。色が統一されたパラソルやカバナが洗練された雰囲気を醸し出しています

 ラ・メール(La Mer)のビーチはNorthとSouthに分かれていて、その周辺にカフェやレストラン、ショップ、ウォーターパークなどさまざまな施設が立ち並んでいます。新しいエリアなので「Opening soon」の文字を目にすることも多いのですが、南国風の開放的な雰囲気にワクワクしっぱなし!アートスペースなどもあって一日いてもたっぷり楽しめるエリアですよ。今回はニューオープンのチャイニーズレストラン「Bado Chinese」で青い海を見ながらランチをいただきました。

Southビーチから見たシティ側。バージュ・カリファはどこからでも分かります
ショッピングエリアも楽しい。お土産探しもできちゃいます
カーショップ(?)がたくさん。覗いているだけで楽しかったです
ドレスがたくさん吊るされていました
North側にある「Bado Chinese」でランチ
チャーミングなスタッフさん
ドバイではこのようなミントやライム、パッションフルーツが入った柑橘系ジュースをよく飲みました
伝統的な中華料理のなかにも、はやりの食のエッセンスを加えているという「Bado Chinese」のメニュー

デイビッド・マイヤーズ氏のフレンチレストランでシェフズ テーブルを体験

オーナーシェフのデイビッド・マイヤーズ氏。ご本人自らが腕を振るう絶品フレンチを堪能させていただきました

 最後にご紹介するのは「ルネッサンス ダウンタウン ホテル ドバイ」という5つ星ホテルのなかにあるフレンチレストラン「ブルーブラン(Blue Blanc)」です。オーナーシェフはアメリカ人のデイビッド・マイヤーズ氏。ロサンゼルスに拠点を置き、ドバイのほかにもシンガポールや香港、そして日本にもレストランを持つミシュランのスターシェフです。

超おしゃれな店内にうっとり

 この夜はなんと、デイビッド・マイヤーズ氏ご本人が目の前で料理をしてくださる「シェフズ テーブル」を体験。世界を飛び回りながら活躍する一流シェフの仕事っぷりを鑑賞しながら、できたてのお料理を食べられる特別なカウンター席に案内していただきました。

ワインスタンドが充実。レバノンワインなど普段あまりなじみのない国のワインがずらり

 お料理は全10品のフルコース。マイヤーズ氏は時折「これは今朝フランスから届いたバスなんだ!」と厳選された素材の説明をしてくれたりとゲストを飽きさせません。イケメンシェフとイケメンアシスタントさんを見ながらの食事だったからなのか、ワインがどんどん進みました。

イクラは日本から来たと言っていたような……
マイヤーズ氏(右)とアシスタントのアレックスさん(左)
この牡蠣が美味しかった!
デザートのメレンゲに焼き色を付けるマイヤーズ氏
メレンゲのなかにはさっぱりとしたカシスソルベ
ゆきぴゅー

長野生まれの長野育ち。2001年に上京し、デジカメライター兼カメラマンのお弟子さんとして怒涛の日々を送るかたわら、絵日記でポンチ絵を描き始める。独立後はイラストレーターとライターを足して2で割った“イラストライター”として、雑誌やWeb連載のほか、企業広告などのイメージキャラクター制作なども手がける。