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ドバイ経済観光庁、“富裕層でなければ楽しめない?”は誤解。家族で遊べる自然アクティビティやテーマパーク、最新ホテルを紹介

日本国籍ならパスポートのみでスムーズに入国

2023年5月22日 実施

コンパクトでありながら旅行の楽しみが凝縮されたドバイの魅力をアピール

 ドバイ経済観光庁は5月22日、都内でメディア向けのセミナーを開催した。6年ぶりの実施となったこの日は、同庁のインターナショナル・オペレーションズ・シニア・マネージャーのシャハブ・シャヤン氏が来日し、ドバイの最新情報を中心にプレゼンテーションを行なった。

ドバイ経済観光庁 日本事務所 代表の濱口 建氏。「ドバイ便は仕事後に空港へ向かうことができ、夜間出発の翌朝到着という効率的なスケジューリングが可能なことが魅力」とアピール

 ドバイ経済観光庁 日本事務所の代表を務める濱口 建氏は冒頭のあいさつで、ドバイはパンデミック中に世界でもいち早く観光客の受け入れを再開したことや、現在は証明書やビザなどの手続きは一切なく、日本国籍ならパスポートさえあればスムーズに入国できると述べた。

 さらに、エミレーツ航空が4月から羽田~ドバイ便を再開し、10月からエディハド航空がアブダビ~関空間を週5便で運航することなどを紹介し「日本の皆さまのUAEの選択肢がさらに広がった」と強調した。

ドバイ経済観光庁 インターナショナル・オペレーションズ・シニア・マネージャー シャハブ・シャヤン氏。「ドバイはパンデミック以降、ホテルの数を精力的に増やしており、旅行者へのさまざまな体験の提供をしている」と説明

 続いて登壇したインターナショナル・オペレーションズ・シニア・マネージャーのシャハブ・シャヤン氏は、ドバイの現状と最新情報をプレゼンした。

 それによると2022年の海外からのドバイ訪問者数は1436万人で、2021年の728万人と比べて大幅増。その数字は今年に入ってからも順調に伸びており、2023年の第1四半期(1~3月)は467万人と前年同期比で17%増を記録。特にドイツ、ロシア、中国からの訪問者数が目立つという。

ドバイはトリップアドバイザーが発表した「トラベラーズチョイス ベスト・オブ・ザ・ベスト・アワード 2023」の「世界で最も人気観光地」に2022年と2023年の2年連続で選ばれている

「ドバイといえば日本の皆さんは、高さ世界一のブルジュ・ハリファをはじめ、究極のラグジュアリー、砂漠といったイメージが定着していると思うが、それだけではありません」と、さまざまな体験を提案できるデスティネーションであることを強調したシャハブ・シャヤン氏。

 その1つが「ビーチリゾート」。ドバイには何キロにもわたる美しいビーチがあり、たくさんのビーチリゾートやビーチクラブ、家族で楽しめるウォーターアクティビティが存在する。

 さらにドバイは海だけではなく美しい山も魅力で、人気の山岳エリア・ハッタ地区ではマウンテンバイクでのトレイルに、満天の星の下でキャンプやグランピングを楽しめるという。

 プレゼンのなかで、ドバイに対する最も大きな誤解は“富裕層でなければ楽しめないのでは?”ということだと述べたシャハブ・シャヤン氏。ドバイ・ファウンテンなど無料で楽しめるコンテンツも多く、ほかの国と比べてタクシーなど交通費が安いことなどを挙げ、リーズナブルに楽しめることを強くアピール。

 そして短期滞在やストップオーバーでも十分に楽しめるシチュエーションが魅力だと語った。

ドバイには何キロにもわたる美しいビーチがあり、たくさんのビーチリゾートやビーチクラブ、家族で楽しめるウォーターアクティビティがある
ドバイの中心部から南東に約130kmの山岳地区・ハッタは、マウンテンバイクやカヤック、ジップラインなど、さまざまなアドベンチャーを楽しめるスポット
「ラマダンはぜひ皆さんに経験してもらいたいイスラムの文化。ラマダン期間中にドバイを訪れると文化的な経験ができる」とのこと
200以上の異なった国籍の人々が暮らすドバイはミシュラン星付きレストランからストリートフード、エミラティフードなど食の選択肢が多いのも魅力。SNS映えフードやロケーションも多数
数多くのイベントやコンサート、アートイベントが1年をとおして開催
家族連れ旅行にぴったりのテーマパークも
予算に合わせて楽しみ方をアレンジできる
“暑い夏のドバイ”でも楽しめるコンテンツもいろいろ
ドバイの代名詞、パーム・ジュメイラにある展望デッキ「ザ・ビュー」からは360度の絶景が楽しめる
ギネスに認定されている水深約60mのダイビング用プール「ディープ・ダイブ・ドバイ」
「オーラ・スカイプール」は世界初、最も高い位置にある360度見渡せるインフィニティプール
「ミュージアム・オブ・ザ・フューチャー」は2071年の未来の世界を体験できる博物館
「エクスポ・シティ・ドバイ」はサスティナブルな目標に取り組む企業やオフィスのための新しい拠点として活用されている
ワフィ・シティ・モールのアトリウムにあるAYA(アヤ)はサウンド・照明・グラフィックが融合した没入型エンターテインメントパーク(画像提供:ドバイ経済観光庁)
2023年2月にオープンした「アトランティス・ザ・ロイヤル」
ホテル外観(画像提供:ドバイ経済観光庁)
アトランティス・ザ・ロイヤルはドバイ最新のランドマークといえるラグジュアリーホテル(画像提供:ドバイ経済観光庁)
約800室の客室と世界クラスのレストラン17軒を有する(画像提供:ドバイ経済観光庁)
今後も引き続きサステナブル・ツーリズム活動を強化していくというドバイ
中東を代表する弦楽器ウードのライヴ演奏やサンドアートのパフォーマンスも披露された