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エミレーツ航空、最新の完全個室型ファーストクラス・スイート体験会を日本初実施。東京・六本木「Mercedes me」で2月16日まで
2020年2月4日 14:16
- 2020年2月3日~16日11時~20時(2月9日は16時まで) 実施
エミレーツ航空は、2月3日~16日に東京・六本木の「Mercedes me Tokyo」で、最新のファーストクラス・スイート展示・体験会を実施している。日本では初めての実施。
体験できるのは、デイリー運航している羽田~ドバイ線のうち週5便に導入されているボーイング 777-300ER型機の最新客室仕様に搭載されている「Game Changer」と呼ばれるファーストクラス・スイート。完全個室型で、エミレーツ航空の開発チームがメルセデス・ベンツのデザインと出会い、メルセデス・ベンツのSクラスからインスピレーションを受けて設計されたものだという。
座席は1-1-1の3アブレストで、最大3.71m 2 (2畳強)のスペースを天井まで覆う、完全個室型の空間を提供。プライバシーを最大限に高めており、声をかけないでほしい場合の「Do Not Disturb」、ラバトリー(トイレ)が空いているかを自席を確認できるインジケータを備えるほか、ギャレーにいるCA(客室乗務員)とビデオ/ボイスコールで通話して、希望を伝える機能も備えている。同社のファーストクラスは、食事を好きなときに頼むスタイルということもあり、こうした機能が役に立つ。
個室の室内は、ソフトな雰囲気のグレー、クリームを中心に配色され、シートは柔らかいレザー製。電動でのリクライニング操作や、フルフラットになるのはもちろん、NASA(アメリカ航空宇宙局)の技術を元に開発された「ゼログラビリティ」と呼ばれるシートポジションを実装。文字どおり宙に浮いているような感覚を得られる姿勢で、“究極のリラクゼーション効果をもたらす”という。
ユニークな機能が多いことも確認できる。例えば、完全個室型ということで室内の気温を自身で操作することができる。また、室内のイルミネーションライトは輝度だけでなく、色も自由に変更可能。読書灯、食事灯など、さまざまなライトを装備しており、シート脇のタッチ操作対応モニターで操作可能だ。
シートモニターは真正面に32インチの画面を装備。サイドテーブルにある小型ディスプレイによるタッチ操作や、アームレスト内のワイヤレスコントローラ操作で機内エンタテイメントサービスを利用できる。
アメニティはブルガリ製。香水が入った女性向けと、シェーバーが入った男性向けとで分けられているが、性別で限定しているわけではなく、どちらでも希望のものを受け取れるという。
そして、今回の地上展示でもその面白さを実感できる機能が「バーチャルウィンドウ」。これは窓側でない席の人にも機窓の風景を楽しんでもらえるよう、実際に外の景色を窓型のスクリーンに映し出すもの。窓側席の人には、希望すれば双眼鏡を貸し出すサービスも実施しているのもユニークな点だ。
この展示・体験は、2月16日まで11時~20時(2月9日は16時まで)に実施。事前予約などは必要なく、直接訪問して体験することができる。
【記事修正】初出時、イベント期間に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。