旅レポ

下地島空港の撮影ポイントに行ってみた。お勧めは滑走路北側の17エンドか対岸の佐和田漁港

祝! ジェットスター就航

 既報のとおり、3月30日からジェットスター・ジャパンが宮古・下地島空港への定期便を開設した。同空港周辺は日本とは思えない抜群のロケーションを誇り、航空写真ファンはもちろん、観光客にとっても人気のスポット(関連記事「ジェットスターの初便が下地島空港に到着! 青空に祝福の放水アーチがかかる」)。

 1994年に定期旅客便が廃止され、その後、ANA(全日本空輸)が訓練飛行で使用していたが、それも2014年に終了。2017年にはバニラエアが訓練飛行で使用したものの一時的な利用にとどまり、景色はきれいだけど飛行機は飛んでいない空港、と中途半端な状況に戻ってしまっていた。そこへきての定期旅客便復活だから、これは盛り上がらないワケがない! ってことで、周辺の状況を含めてガイド的な記事をお送りしよう。

 ……といっても、旅客便が飛んでいたときに訪れたことはなく、この取材も1日だけしか時間を取れなかったため、作例と言えるようなカットもない。詳しい向きからは「ニワカ」の誹りを免れない気がしないわけでもないけれど、そこは「初めて行く人向け」ということでご了承いただきたい。

 で、紹介する前にこの空港ならではのネックとなる部分を挙げておきたい。一番の問題点は現状1日1往復しかないこと。ほかの便が飛んでいないため、北側(17エンド/17END)からなのか、南側(35エンド/35END)からなのか、直前まで分からないのだ。風向きである程度は判断できる(基本は向かい風で着陸)ものの確実ではないし、Flightradar24のようなアプリも宮古島周辺では万能ではない。現状、機長の裁量が認められる条件なら17エンドを選択すると思われるけれど、こればっかりは運。まさに神頼みになる。

宮古・下地島空港

北側・17エンド

 下地島空港といえばここしかない、ってぐらいのスポット。滑走路の北側端周辺がこう呼ばれている。以前はクルマで入ることができたのだけれど、今回の就航に合わせて車両の通行ができなくなってしまった。ただ、自転車は大丈夫とのことなので、レンタサイクルなどで出かけるのがラク。なのだけれども、空港でのレンタサイクルはまだ準備中だそう。結局、クルマで行けるところまで行ってあとは歩く、っていうのが現状だ。

 17エンドへは旅客ターミナルがある東側と、その反対の西側からと、どちらからでもアクセス可能だ。進入禁止となっている場所から先端までは、東側からだと1.5kmほど、西側からだと600mほどと後者の方がラク。ただし、35エンド側をぐるっと回っていくことになるので、その分よけいに時間がかかることになる。

 下地島らしい海を入れたカットを撮るなら着陸しか選択肢はなく、前述したようにこればっかりは運。スペースはいくらでもあるから、好きな場所から狙っていただきたい。あんまり投げやりなのもアレなので、少しだけ書いておくと、基本的に順光(太陽を背にする)の方が海はきれいに映るので、西側からの方がそれらしい写真が撮れるハズ。空港側に関しては進入防止用の高い柵が張り巡らされているものの、部分的に低くなっているところが用意されてため、そこからなら子供でもムリせず撮影可能だ。

西側の進入禁止地点
手前にUターン用のスペースがある
進入禁止地点。取材時は小雨がパラつく天気だったけれど、ここから見る海もめちゃくちゃきれいだった
先端までは道路を歩いていく
この辺りのフェンスは避けることのできない高さ
天気がわるくても(以下略)
途中で右に曲がる
海に伸びる誘導灯が見えてきた
アップで
少しだけ見える砂浜とのグラデーションが素晴らしい
空港内で販売されているアイスキャンディ「RW17END」(500円)そのまま
先端部まで来た。のんびり歩いて10分ほど
誘導灯の先端を見てみる
中央部から
まっすぐな感じ
離陸は撮れそう
東側の道路
遠くに佐和田の浜が見える
フェンスは一部が低くなっている
一番低いところでおおよそ1m20cmぐらい。縁石の上に立てば子供でも障害物なく空港内を見ることが可能
フェンスは二重
上部は痛そうな構造
駐機場が見える(焦点距離約380mmで撮影、以下同)
滑走開始地点(330mm)
離陸(330mm)
一気に高度を上げてしまうので地上と絡めるのは難しそう(24mm)
むりやり海を入れると米粒大に(35mm)
東側の進入禁止地点
残念ながら駐機場は見えない
こちらにもUターン場所が用意されている

南側・35エンド

 強敵(“とも”とは読まない)なのがこちら。周辺をちょっと歩いてみた限りではあまりよいポイントがなく、タッチダウンポイントまで距離があり、飛行高度が高いとあって、海を入れたカットは撮りづらい。かと言って、機体を大きく切り取ると、どこで撮ったか分からない絵になってしまう。正直、どうせどちらから降りるのか分からないなら、17エンドに勝負をかける方がよいように思える。とはいえ、「相手は強ければ強いほど燃える」なんて人は、この強敵にぜひ挑戦していただきたい。

誘導灯の列を道路が横切っている。これは空港側
海側。この部分は駐停車禁止なので注意
横に道があるものの途中でフェンスに遮られる
道路から海に降りたところ。小さな砂浜になっている
道がないので岩場を歩いていく。とがった岩で歩きづらいのでお勧めしない
誘導灯の先端
海は見えるものの下が岩場のためか色みがいまひとつ
ミニ「ハート岩」みたいなヤツも
道路から撮影。海を入れると結構むりやりな感じ(100m)
アップは撮りやすい。ここである必然性はまったくないけれど
空港側。こちらもイマイチ

対岸・佐和田漁港

 滑走路周辺以外となると、可能性があるのは佐和田の浜がある対岸。そう思って探してみると、ちょうどよさそうなところに「佐和田漁港」を発見。関係者以外も入ることが可能で駐車スペースも問題なしと、条件面はわるくない感じ。ちょっと距離があるのが難点だけれど、海を大きく入れたイメージカットが撮れそうだ。

旅客ターミナルのそばにある佐和田の浜
位置関係
佐和田漁港
誘導灯が見える(58mm)
アップでこのぐらい(400mm)。海の色は光線状態で変化するので前の写真とイメージが違って見える
旅客ターミナルも見える
佐和田漁港

まとめ

 と、非常にざっくりしたガイドになってしまった。飛行機の写真を撮る撮らないは別にしても、17エンドの美しさは必見。のんびり海を眺めているだけで癒されること間違いなし! 下地島を訪れる機会があるなら、ぜひ行ってほしいスポットだ。

安田 剛