旅レポ

ラスベガスにある全米ナンバーワンの「バッカナル・バフェ」で遅い朝ごはん。選びきれない500種類のメニューが待っていた!

シーザーズパレスのビュッフェ「バッカナル・バフェ」

 ラスベガスの夜は長い。ショーなどのエンターテイメントやカジノ、レストラン、ショッピングを楽しむ人たちで夜遅くまで賑わっている。

 そんなわけで、ラスベガスの朝は遅い。夜遅くまでたっぶり遊んで、しっかり寝て、遅い朝食を食べてから1日を始めるというサイクルもお勧めだ。

 そんなときに助かるのがビュッフェ(バフェ)の存在。ラスベガスの老舗ホテル「シーザーズパレス」にあるビュッフェは、2017年にニューヨークポストによって全米ナンバーワンのビュッフェに選ばれており、宿泊客以外も行列を作る人気店。

シーザーズパレスのビュッフェ「バッカナル・バフェ」。混雑時はこの辺りにぎっしり人が並ぶ

「バッカナル・バフェ」は、朝7時30分から15時までは「ブランチ」、15時から22時の閉店までは「ディナー」として料金が分かれている(曜日によっても変わる)。日本のホテルの朝食ビュッフェは10時から11時あたりに終わってしまうのが一般的だが、バッカナル・バフェなら10時から11時くらいに目が覚めてもまだ間に合う。ただ、記者の滞在時の印象では、12時を過ぎると大行列になってしまうので、11時台の前半には受付に向かった方がよいだろう。

シーザーズパレス「バッカナル・バフェ」

平日ブランチ(月~金): 7時30分~15時、39.99ドル(約4399円、1ドル=約110円換算)
週末ブランチ(土・日): 7時30分~15時、54.99ドル(約6049円)
平日ディナー(月~木): 15時~22時、54.99ドル(約6049円)
週末ディナー(金~日): 15時~22時、64.99ドル(約7149円)
アルコール(ビール、ワイン、ミモザ): 15ドル(約1650円)

 料金は受付時に支払う方式。ソフトドリンクは含まれているが、アルコールを注文したい場合は別途15ドル支払うことで、ビールとワイン、ミモザが飲み放題になる。平日の遅い朝食(つまりブランチ)で1人4000円超えは高いと思うかもしれないが、シーザーズパレスに宿泊しているなら時間を気にせず利用できるし、CESなどのカンファレンスで時間に余裕がなかったり、細かいことを気にせずに食事をさっと済ませたいというときなら時間も節約できる。(24時間営業ではないが)時差ボケで昼過ぎや夕方に目が覚めたという日にも強い味方だ。なにより、充実したビュッフェメニューは一度は試してみるべき。

約2300m2で広々

 なかに案内されると、約2300m 2 という広いテーブルスペースを取り囲むように、料理の並ぶ長いカウンターが待っている。あんまり広いので“メニューのかぶり”があるのではと考えたが、すべて異なる料理だった。あとで知ったのだが、毎日500種類の異なるメニューを用意しているそう。

 いかにもアメリカらしい豪快な肉料理だけでなく、イタリアンや中華、韓国料理をはじめとするアジア料理、そばや寿司といった和食も並んでいる。スイーツは別の一角に集まっており、カットフルーツやケーキ、その場ですくってくれるアイスクリームなど、1回の利用で網羅するのは絶対にムリ。ちなみに記者は滞在中3回利用したが、ディナーでひたすら蟹の足を食べていた。好きなものを好きなだけ食べられるのも、ビュッフェの醍醐味だ。

このときはたまたま人がいないが、いつも人だかりのステーキエリア。都度カットしてくれる
そばや寿司などの和食も。個人的には(ハワイ料理の)ポケがあったのが最高
中華も充実
どんどん焼いて、どんどん補充されるピザ
トルティーヤを焼く台があるタコススペース
蟹の手。蟹の足はディナーで散々食べた
充実のスイーツコーナー

編集部:松本俊哉