旅レポ
ドイツ&フランスでワイン産地を巡る旅(ドイツ編)
2017年12月28日 00:00
今年からワイン学校に通いだし、ワインの魅力にどっぷりハマった私は、いても立ってもいられなくなり、3泊4日でドイツとフランスのワイン産地を巡ってきました。
1日目は、ドイツはライン川沿いのリューデスハイムから。
フランクフルトから1時間くらいの中世の街並みがそのまま残るとてもかわいい小さな街。
「つぐみ横町」という名の小さな路地を上っていくと、ブドウを運ぶトロッコのリフト乗り場にたどり着きます。
あたり一面のブドウ畑の上をリフトはゆらゆら揺れながら、ゆっくり動いていきます。私は高所恐怖症なので少し怖がりつつも絶景を楽しみました。このあたりは、日照時間が少ないぶん、ライン川に反射した日光も利用するため、ブドウ畑は山の斜面に作られています。
頂上からはライン川とリューデスハイムの絶景が見られます
リフトから降りてふらっと入ったワインショップは、実は日本人経営のお店「プロストワインハンデル(Prost Weinhandel)」。
この地で20年以上お店をやっているとのことで、地下のワインセラーには珠玉のドイツワインの数々が。
ライン川流域はリースリングというブドウを使った白ワインが中心なのですが、オーナーの矢野さんは、とても丁寧にいろいろなリースリングの味わいの違いを説明してくださいました。
リースリングは少し酸味が強いところが苦手と思っていたのですが、とてもまろやかで美味しいものもあり、早速購入! 日本からでも取り寄せられるとのことです!
リューデスハイムでは、クリスマスマーケットの準備が始まったところで、日本の祭りのようにいろいろな店が出ていました。
ここで食べた、パンに入ったスープがとっても美味しかったー! パンがお皿になっていて、くり抜いたところに熱々の牛煮込みスープがトローリ(ドイツで一番だったかも)。
食べだしたらとまらず、ひときわいい香りが出ていたお店へ。
こちらは香ばしく炒めたマッシュルームを、サワークリームのような酸味のあるソースと。冷え込む寒空の下で食べる温かな手料理は、体にしみました。
もう1カ所、ドイツ白ワインの銘産地であるラインガウ(Rheingau)地域にある、クロスター・エバーバッハ(Kloster Eberbach)修道院醸造所に寄りました。
白ワインを中心にテイスティングさせていただきましたが、ドイツのピノノワール(シュペートブルグンダー)をここで覚えるのは1つの目的。エレガントな味わいと心地よい酸味があって、とってもバランスがよかったです。
中世の醸造所の雰囲気と、透きとおるようにひんやりした空気、壁から漂うワインの香り。観光シーズンのピークから外れていたこともあって、ゆっくり見ることができました。
日本で飲んだときはそれほどではなかったドイツワインも、その土地で飲んで知るとすっかり好きになっていました。
そしてドイツを後にし、フランス・アルザス地方へ向かいます。