旅レポ
パワースポットに囲まれた南城市「あざまサンサンビーチ」
世界遺産の「斎場御嶽」が見えるビーチ公園
2016年8月18日 12:40
8月に入りもっとも活気づく季節となった沖縄。今回も、東海岸のビーチを訪れることにした。今回向かったのは、沖縄本島南部の南城市にある「あざまサンサンビーチ」。南城市は2006年に佐敷町、知念村、玉城村、大里村が合併して誕生。あざまサンサンビーチのある「安座真」は旧知念村にある。那覇からは直通のバスが出ているので、のんびりバスに揺られて安座真へ。38番線、志喜屋線に乗り込む。約1時間の道のりだ。
バス停「安座真サンサンビーチ入口」で降り、バス停近くの三叉路を海方面に曲がると海が見える。坂を下り海に突き当たるとサンサンビーチの看板が。途中には漁船がたくさん並んでおり、港町を感じさせる。「神の島」と呼ばれる久高島へ向かう定期便の港「安座真港」もある。そこを越えると目的地だ。
入口ゲートから入り駐車場を抜けると中央棟がある。ここには管理事務所や売店、シャワー、トイレなどがある。ビーチに抜けるゲートの前では南城市のキャラクター「なんじぃ」がお出迎え。
ビーチに出ると、中央に伸びる桟橋を挟んで左が遊泳区域、右がマリンレジャー区域(遊泳禁止)というように分かれ、海の向こうには、久高島が見える。琉球創成の女神アマミキヨが天から久高島に舞い降りて、ここから国造りを始めたと言われている。今でも神聖な島として県民から信仰されている。
振り返ると後ろには緑豊かな山が。ここには世界遺産の「斎場御嶽(セイファーウタキ)」がある。古くから信仰の対象となっている拝み場で、「人」の字のように寄り添う大きな二枚岩がシンボル。近年のパワースポットブームと世界遺産登録が相まって、多くの観光客が訪れる人気のスポットだ。
そんな2つの神秘の場所に挟まれたサンサンビーチは、海の透明度も高く、人工ビーチながら自然を満喫できる場所だ。この日も晴れてレジャー日和。日差しは暑かったが風が心地よかった。夏休みということもあり、家族連れや若者グループがたくさん遊びに来ていた。
そうそう、カップルにぜひ行ってもらいたいのが中央桟橋の先端にある「ハートの鐘」だ。南城市の輪郭はハート型なので「ハートの町」とも。それにあやかった幸せの鐘だそうだ。海をバックに記念撮影したら、幸せが訪れるかも……?
マリンレジャーはバナナボート、ビッグマーブルなど誰でも楽しめるメニューが用意されている。砂浜ではビーチバレーやビーチサッカーが楽しめる。そして沖縄のビーチといえば、やはりバーベキュー。あざまサンサンビーチにも、もちろんバーベキュープランが用意されている。
テーブルが3つ設置されているゆったりサイズの東屋が12棟あり、当日予約も空き状況によって可能だ。機材は3500円でレンタル、食材は一人前950円より用意されている。沖縄あぐー豚セットや骨つきスペアリブセットなどいろいろある。
都会のビーチとは一味違ったゆっくりした時間が流れるビーチ。パワースポットからのよい空気を体いっぱい受けながら、楽しみたい場所だ。
あざまサンサンビーチ
所在地:沖縄県南城市知念字安座真1141-3
遊泳期間:4月~10月
遊泳時間:7~8月10時~19時、4~6月/9~10月10時~18時
駐車場料金:クルマ500円、バイク100円
TEL:098-948-3521
Webサイト:あざまサンサンビーチ