旅レポ
沖縄グルメ探訪。地元で人気を集める北谷のスポットなど紹介
2020年11月5日 07:00
沖縄本島南部でのワーケーション体験についてお伝えしてきたシリーズの最終回は、本島のやや北寄りへと足を伸ばしてグルメスポットを紹介していきたい。
那覇空港以北は高速道路もあって南部に比べると道路網が発達しており、中長期のワーケーション期間があるなら、日帰りでも広範囲にアクセスできる。
沖縄ワーケーション体験。本島南部の観光や温泉も満喫
まずは、「ステーキハウス88」の辻本店を訪問。那覇空港にも店を構える有名なチェーン店だ。新型コロナの影響で国際通りのお店を中心に休業も発生しているが、本店は時短対応はとっているものの依然として深夜まで営業しているので、1日の締めとして食べに行くにも好適だ。
米統治時代にルーツを持ち、アメリカンな雰囲気の店内で、肉厚のステーキを楽しめる。種類も豊富で、テンダーロイン、サーロイン、リブロース、Tボーン、赤肉といった部位ごとに取りそろえるほか、サイコロ、ハンバーグといった調理方法、果てはロブスター、エビフライと海鮮物も用意。同店が提携している石垣島の牧場から取り寄せている石垣牛のステーキも楽しめ、メニューを見ているだけでもリピートしたくなるラインアップだ。
さらに、ステーキだけでなく、自家製のアイテムが多いのも特徴。タコスやアップルパイは、ぜひステーキ前後に楽しみたい。また、ドレッシング、ステーキソースなどの調味料もオリジナル品を用意している。この調味料はテーブルの上に多数置かれているのも印象的で、ステーキもサラダもタコスも自分好みの味で楽しむことができる。
北谷で地元の人に愛される隠れた名店めぐり
さらに北に足を伸ばし、北谷のお店を紹介したい。北谷では米軍から基地返還が行なわれ、その跡地を活用したさまざまな商業施設が出店して、以前とは違ったにぎわいも見せている。その一方で、以前から定番の海岸のスポットなども健在。海岸沿いの遊歩道を訪れてみると、サーフィンやSUP、ダイビングなどを楽しむ人でにぎわっている。
そんななか、北谷の地元で愛されるというお店を2店訪問した。
1店目は「がじまる食堂（所在地：沖縄県中頭郡北谷町上勢頭814-1）」。いわゆる大衆食堂といったお店で、ボリューム満点の沖縄そばを楽しめる。
今回いただいたのは「スタミナそば」。中味（豚の内臓）やニラ、にんにくなどが、たっぷり乗った沖縄そばだが、お椀にたっぷりと具と麺が盛られており、味も濃いのだが、クドくはないのでツルツルとお腹に入っていく。そして、これが650円というおそろしいコスパ。観光で訪れつつも、ホンモノの地元の味を堪能したい人にお勧めだ。
2点目は「氷ヲ刻メ（所在地：沖縄県中頭郡北谷町浜川104）」。総合格闘家の曹竜也さんが営むかき氷店だ。店名からユニークなのだが、店内の装飾品もメニューも個性があふれており、どこからどう受け止めてよいのか一瞬圧倒されるのだが、落ちつきをもたせたデザインのお店なので、のんびりと過ごしたくもなく、不思議な空間を醸し出している。
肝心のかき氷も絶品だった。ふわっふわで、クリーミィさも感じる氷は、独自の氷なのかと思ったが意外にも普通の氷屋さんから仕入れているとのこと。それに店主が考案したトッピングを組み合わせている。「店主のアレンジ」という謎メニューや、優柔不断な人のために2種、3種のトッピングも可能にしているのも面白い。ちなみに記者は塩キャラメル、きなこ、抹茶の「もう、考えるのをやめた…欲望の3種盛り」を頼んだ。
かき氷ではあるのだが、もっと上品なスイーツ風の味わいなので、気温が低くなるこれからの時期も楽しめるだろう。興味をそそられるメニューばかりなので、複数名で行っていくつかのメニューをシェアするのがお勧めだ。
