イベントレポート

【パリ航空ショー 2019】エアバス、A321LRより15%航続距離を伸ばしたA321XLR発表。東京~シドニーを結べる機体

2019年6月17日(現地時間)発表

会見でA321XLRについて発表するエアバス

 フランス・ル・ブルジェ空港で6月17日~23日(現地時間)、世界最大級の航空展示会「パリ航空ショー(International Paris Air Show)2019」が開催されている。

 会期前半の17日~20日は商談が中心で、民間向け/軍用航空機の静的展示や飛行展示、カンファレンス、購入についてのアナウンスなどが行なわれており、後半の21日~23日は一般公開日として開放する。

 エアバスは会期初日の17日、ロサンゼルスで航空機のリースを行なうAir Leaseに対し、100機の受注で覚書を締結した。100機のうちには、50機のA220-300型機(旧ボンバルディア Cシリーズ)、27機のA321XLR型機が含まれているという。

 A321XLRは、日本ではピーチ(Peach Aviation)が導入を決めているA321LRよりもさらに航続距離を伸ばした派生機で、A321LRの4000海里(約7408km)より15%伸びて、4700海里(約8704km)を実現するもの。これにより、インドからヨーロッパ、中国からオーストラリア、ヨーロッパから北米への直行便などが可能になる。日本についていえば、東京~シドニー間(7819km)の直行便が可能になる。

A321XLRの機体イメージ
A321XLRのインフォグラフィック