イベントレポート

【関空旅博2018】“関西最強鉄道女子”斉藤雪乃さんが台湾の鉄道旅行を熱弁!

台湾観光協会 大阪事務所による海外旅行セミナー

2018年5月19日~20日 開催

台湾観光協会 大阪事務所は関空旅博2018で海外旅行セミナーを行なった

 関西国際空港で5月19日~20日の2日間開催した「関空旅博2018」。台湾観光協会 大阪事務所は関空に隣接するホテル日航関西空港で海外旅行セミナーを行なった。会場は立ち見が出る盛況ぶり。

 登壇したのは“関西最強鉄道女子”の斉藤雪乃さん。旅博の会期中、台湾観光協会のブースでは日本と台湾で同じ名前を持つ32の駅を紹介して「鉄道旅」を強くアピールしていたが、斉藤さんも実際に3月に嘉義県を訪れ、鉄道旅を満喫してきたという。しかも、この旅博でのセミナーのために、つい最近も24時間未満の弾丸ツアー(初日の夕方に台湾着、翌日昼にフライト)を行なって、台湾の鉄道知識を増やしてきたというから、気合いの入りようが分かる(関連記事「【関空旅博2018】台湾観光協会は日本と同じ名前の鉄道駅でビンゴ大会。2018年は離島に注目する『2018 海洋旅行年』」)。

斉藤雪乃さん

 その弾丸ツアー、まずは桃園国際空港(台北)から2017年にできたばかりのMRT空港線に乗って、台北駅を目指した斉藤さん。お目当ては台北駅の「駅弁」だったそうで、台北駅には大きく3つの駅弁売り場があり、どこもおおむね7~8種類のラインアップとのこと。肉系のガッツリしたものやベジタリアン向けのもの、焼き魚が乗ったものなどさまざまで、どれも80台湾ドルくらい(約296円、1台湾ドル=約3.7円換算)だそう。ちなみに、日本とは違うコンパクトな弁当箱に収められた台湾の駅弁は、ご飯の上におかずが乗せてある独特のスタイル。ベジタリアン向けと焼き魚を両方食べたという斉藤さんは「味はちょっと濃いめ」「ボリュームがすごい」と満足できたようだった。

 3月に訪台した際には台湾の新幹線「台灣高鐵」に乗車したそうで、車両はJR東海の700系とほぼ同じで、オレンジのカラーリング。料金は日本の半分くらいで、そのためグリーン車でも安く、3月は普通席だったので「今度は乗りたい」と斉藤さん。さらにグリーン車専任のサービス担当がコーヒーの無料サービスや菓子の提供などを行なうと知って、「そんなの日本だとグランクラスとかじゃないと体験できませんよ!」と興奮を隠せないようだった。

 ところで、3月に嘉義県を選んだ理由の一つは、2018年の「台湾ランタンフェスティバル」が嘉義県で開催されたことにあるという。ランタンフェスティバルは毎年旧暦の1月15日に開催されており、毎回異なる都市の持ち回りで実施している(関連記事「幻想的な光の祭典や地元の人気観光地、グルメを満喫。初めての台南、台北旅(その1)」)。ちなみに2019年は南部の屏東県で開催する。

嘉義から森林鉄道で阿里山を目指した

 その嘉義から目指したのは阿里山。2000mを超える標高で、嘉義からは森林鉄道で向かうことができる。阿里山森林鉄道は「静岡の大井川鐵道によく似ている」そうで、こぢんまりとした車両と駅舎は「ディズニーランドのアトラクションみたいなかわいさ」だという。また、森林鉄道ではタブレット交換が見られるそうで、「見どころの一つ」とうれしそうに語っていた。

 そして、山頂には「茶田35號」という茶房があり、「ここのお茶が絶品でした……!」と斉藤さん。自家栽培、無農薬の茶葉を使っており、香り高い味わいが特徴とのこと。台北などよそでは手に入らないので、阿里山の山頂(展望台)か、麓の駅の近くでしか買えないという大変レアなお茶だそう。ただ、実は最近台湾のファミリーマートで茶田35號とコラボレーションした商品を売り出したそうで、「それは(味が)似てます!」とちょっと複雑な様子だった。

 一方、台湾グルメでは、台北市内の「お粥通り」で食べたお粥が忘れられない味とのこと。台湾のお粥は、お粥自体は鍋で運んできて、自分で好きなおかずを選んで味を作っていくというスタイル。その食べ方が新鮮で、お店の人たちもフレンドリーでエネルギッシュで圧倒されたという。

 弾丸ツアーでは台北市内の夜市のグルメを満喫、マッサージにも行って、さらに朝市も訪れたそうで、「週末台湾、アリです」と台湾鉄道旅には関西最強鉄道女子も太鼓判を押していた。

阿里山の山頂などで飲めるという茶田35號のお茶
左は台湾の駅弁
夜市のグルメもお勧め
セミナーの最後には台湾のマニアックな鉄道クイズ
台湾でパブリックアートを仕掛けるAKIBOさんの「AKIBO ROBOTS 特設展」が6月3日~10日に西梅田で開催
台日32同名駅プロジェクトとして「20若旅 青春18」(仮称)が始動している